『竜星一条』 GM:赤いポスト

メイン 見学

PC1ソルスティス:鑑屋 冬至かがみや とうじ PL:黄色の月
PC2貫く邪眼(デモン・ストレイト黒瀬 直くろせ なおPL:粘土
PC3春の訪れ(ヘパティカ氷室 錬ひむろ れんPL:嗣子

  • プリプレイ
  • オープニング:鑑屋冬至/遠川龍子
  • オープニング:黒瀬直/氷室錬
  • ミドル1
  • ミドル2
  • ミドル3
  • クライマックス
  • エンディング:黒瀬直
  • エンディング:氷室錬
  • エンディング:鑑屋冬至

  • GM:それでは、皆さん準備できたようですので。
    GM:DX3rd SSSCセッション『竜星一条』始めてまいります。
    氷室錬:よろしくお願いいたしますっ
    黒瀬直:よろしくお願いします。
    鑑屋冬至:よろしくお願いいたします!
    GM:まずはPC1の冬至くんから! キャラシ→自己紹介でおねがいします!
    鑑屋冬至:はーい!
    鑑屋冬至https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY-KniyQIM
    鑑屋冬至:「冬休みって、何かと忙しいものですよね。」
    鑑屋冬至:鏡屋冬至!ぼっち大学生活を送る一年生兼イリーガル!
    鑑屋冬至:※なおゼミの先生は年齢不詳の美女で、休日は擬人化した元ペットの亀と手品の練習をしているものとする。
    鑑屋冬至:……な~~~にがぼっち生活じゃ!ペッ!!!
    GM:ギャルゲーかよ(直喩)
    鑑屋冬至:少し性能面をリビルドして、赤方遷移世界をオミットしストレンジフェイズと氷の塔の出力強化に回しました。
    鑑屋冬至:炎陣カバーと時の棺で後方PCのロイスを護るぞ!
    鑑屋冬至:コネも改造した結果ミドルは晴れてゴミとなりました。皆で頑張ろうね!!!
    鑑屋冬至:こんなところで!今日も課題をまとめつつワイバーン狩りガンバルゾー!
    GM:ガンバルゾー! そんな冬至クンのハンドアウトがこちら!
    PC1 UGN関係者or高校生イリーガル
    シナリオロイス:“ドラゴンハート”遠川龍子(とおかわ りゅうこ)
    推奨感情:庇護/不安
    あなたには、遠川龍子という知人ないし友人がいる。
    UGNチルドレンであり、誰かを守りたいという感情の強い人間だったが、戦闘職の才能には恵まれず訓練の日々を続けていた。
    だがここ数日で彼女はメキメキと実力をつけ、“ドラゴンハート”のコードネームを冠するまでに成長した。
    しかしあなたは、彼女に以前までの優しさが欠けてきていることにも気づいていた。
    そして、とある任務を終えた後。
    ──彼女は突如変貌し、君に襲いかかってきた。

    鑑屋冬至:な……何ィ~~~ッ!?
    GM:突然強くなった友達がおそいかかってきた! コワイ!
    鑑屋冬至:なんてこった!自転車乗って引き撃ちしないと!!!
    GM:君はこれを撃退してもいいし、無慈悲に討伐してしまってもよい。
    GM:とにかくがんばって!!!
    GM:では、お次! PC2。我らが黒瀬さん!
    黒瀬直:ではささっと
    黒瀬直http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYqoOjygIM
    黒瀬直:くろせ なお 第12支部に所属する、その道20年のベテランUGNエージェントです。
    黒瀬直:昔から怪物退治を生業とする武門の末裔です。オールドってやつ。
    黒瀬直:第12地区七原町黒ノ門の一丁目がまるまるお屋敷だったりします。すごいね旧家。
    黒瀬直:一族に代々受け継がれてきた遺産"華金弓"(必中の弓)や、瞬時に形成した色んな武器を使って戦います。素手でもそこそこ戦えます。
    黒瀬直:鳴き声は「殺ァッ!」得意料理は無水鍋。常識は無いけど懐はやたら大きい。あとキルスコアが高い。
    黒瀬直:ワイバーンとか死んだ同僚から作られた複製体とかいっぱい殺してます。頑張るぞ~!
    黒瀬直:以上です。
    GM:ガンバルゾー! つよい! うつくしい! そんな黒瀬さんのハンドアウトがこちら!
    PC2 UGN正規人員
    シナリオロイス:真紅の彗星
    推奨感情:好奇心/任意
    あなたのもとに緊急の依頼が入った。
    N市で発生している、オーヴァードの変貌事件についての調査だ。
    力の弱いオーヴァードが、突如力を手に入れ、その後「孵化」するようにワイバーンに変貌するという。
    この事件が起きるのは、きまって空に真紅の彗星が観測された日のみ。
    あなたはワイバーンに詳しいPC3と協力し、事件の解決にあたる。

    黒瀬直:赤い彗星
    黒瀬直:殺ァッ!か?
    GM:言うと思った
    黒瀬直:よーし、ワイバーン狩りの名手と一緒に頑張るぞう
    GM:さぁ、そんな黒瀬さんにワイバーン狩りの名手として付き添うことになったPC3!
    GM:氷室錬ちゃん、どうぞ!
    氷室錬:はいっ
    氷室錬http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY-PjkygIM
    氷室錬:「氷室・錬(ひむろ・れん)。”春の訪れ/ヘパティカ”。今は…イリーガル?なのかな」
    氷室錬:元飛天セル量産体にして、現コープなみかぜの住人です。
    氷室錬:元々のセルから逃げ出した際には、とんでもなくつよい何方かに殺されかけてぎりっぎりのとこでなんとか逃げました。
    氷室錬:大体隠密能力(夜の小鳥+完全熱光学迷彩)のおかげ。
    氷室錬:今回はなみかぜメンバーと離れてのはじめてのおつかいだぞ。
    氷室錬:大体ワイバーンくらいしか相手にしてなかったので、結構スコアも稼いでいたようです。
    氷室錬:さて、初めての単独のお仕事!がんばるぞー!って気合を入れているようですね!
    氷室錬:データ的には完全熱光学迷彩による無料隠密射撃型。
    氷室錬:それだけ!以上です!
    GM:ガンバルゾー! がんばって……。そんな錬ちゃんのハンドアウトがこちらです!
    PC3 UGNに協力的な人員
    シナリオロイス:ハザードワイバーン 
    推奨感情:執着/敵愾心
    あなたはワイバーン狩りの名手だ。
    N市で頻繁に出没する怪ジャーム、識別名「ワイバーン」の駆除に今日もあなたは勤しんでいた。
    だが、ここ数日のワイバーンは普段とはひと味違っていた。
    調査を続けるあなたの耳に、とあるワイバーンについての情報が入る。
    世界を終わらせる黒い飛竜、「ハザードワイバーン」
    あなたはこのN市に飛来したハザードワイバーンを討伐しなければならない。

    GM:また変なワイバーンが出てきました
    氷室錬:ツガイバーンとかの次はハザードって。どんだけ種類いるんですか。
    GM:それはかみのみぞしる……
    GM:今回はワイバーン狩りの名手としてがんばってください!
    GM:では、全員分終わりましたので
    GM:改めまして。ダブルクロス the 3rdEdition 『竜星一条』始めてまいります。
    氷室錬:よろしくお願いいたしますっ
    鑑屋冬至:よろしくお願いいたします!
    黒瀬直:ではトレーラーをどうぞ!
    ■トレーラー

    数日前から、真紅の彗星がN市近辺にて、時折観測されるようになった。
    ほぼ同時期から囁かれる噂に惹かれ、一人の力なき者が星を見上げた。

    「彗星が一番大きく輝く時に祈れば、竜が願いを叶えてくれる」
    ──ただし、竜の吐息を受け入れるには、人であることを捨てなければならない。

    世界の終焉をもたらす凶星が、光る。その殻が破られる日は近い。

    ダブルクロス The 3rd Edition
    『竜星一条』
    ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。



    GM:OP1 「竜の吐息」
    登場PC:PC1(他登場不可

    GM:登場侵蝕お願いします
    鑑屋冬至:鑑屋冬至の侵蝕を4増加しました(侵蝕率:35->39)
    鑑屋冬至:まずまずの上がり!
    GM:N市 某所
    そこには、無数の飛竜の死骸が散乱していた

    モブエージェント1:「おい、“ドラゴンハート”! そっちに一頭行ったぞ!」
    遠川龍子:「言われンでも、でりゃぁ!!」黒いセーラー服に、頭部に生えた二本の角をもった少女
    遠川龍子:大きく息を吸い込み、口から炎を吐く。竜の吐息を思わせるその炎が、向かってきた飛竜をやきつくす
    遠川龍子:「おい、トージ! そっちは!?」
    鑑屋冬至:「ナントカ大丈夫さ……!」指を構え、宙のワイバーンに生成した氷結弾を乱射する。
    鑑屋冬至:当てる必要はない。『ピント』の支点に使う為だ。
    鑑屋冬至:(イメージは……)
    鑑屋冬至:(刃の如きオーロラ!)
    鑑屋冬至:薄さと鋭さを兼ね備えたオーロラ状に結実した刃が、ワイバーンの両翼を斬り落とす!
    ワイバーン:「GYAAAAA!」あざ笑うかのように氷結弾を回避したとおもった束の間、翼を落とされ落下! そのまま地面に激突して動かなくなる。
    モブエージェント1:「おい、見ろ! 奴ら下がっていくぞ!」
    鑑屋冬至:「ふー……」「いまので、やる気のある奴は終わりかな?」目を一度閉じて、『ピント』の視界を戻す。
    GM:ワイバーン達は恐れをなしたのか、あるいは落とした個体の中に指揮官がいたのか。統率を失って散り散りに飛び去っていく
    遠川龍子:「ふぃー……おう、トージ。おつかれ」じべたに座り込んで一息ついたあと、声をかける
    遠川龍子:「しっかし、個々最近妙に出てくるなクソトカゲ。私は、手に入った力の振るい甲斐があっていいけどサ」
    鑑屋冬至:「遠川さんもお疲れさま。怪我はなかったかい?」一旦眼鏡を着ける。
    遠川龍子:「問題ねえ。私は“ドラゴンハート”だぞ?」ふん、と不機嫌気味に。角の生え際をぽりぽりとかきながら
    鑑屋冬至:「そうだよね。……遠川さんのうわさも支部で良く聞いてるよ。」
    遠川龍子:「へぇ、どんなよ」
    鑑屋冬至:「最近、すごく強くなれたんでしょ?」「間近で目にして噂が本当だって納得できたよ」
    遠川龍子:「まーね。……なんでか知りたいか、トージ」にやついた顔で
    遠川龍子:「他の僻み妬みばっかの奴なら断っとくが、トージだったら教えてやる」
    鑑屋冬至:「いいのかい?正直気になってたのも確かだけど。」「イイ師匠に出会えたとかだったり?」
    遠川龍子:ふ、と空を見上げる。数日前からN市で観測されるようになった、真紅の彗星。
    遠川龍子:「いや」「竜にお願いをしたのさ」
    鑑屋冬至:つられて見上げる。「……龍に?」
    遠川龍子:「『彗星が一番大きく輝く時に祈れば、竜が願いを叶えてくれる』、っていう話さ」
    鑑屋冬至:「あー……何かそういう話もあったらしいね。」(ここ最近は冬休みだし、家でゴロゴロしてたんだよなぁ……)
    遠川龍子:「今日も随分と光ってるな……トージも試しに──」
    鑑屋冬至:「──竜ねぇ。」
    モブエージェント2:「あー、ちょっといいかね。お話中」
    鑑屋冬至:「……おっと!?スミマセン!何でしょうか!!」
    遠川龍子:「チッ……ンだよ、ジジイ」「私よりスコア低いくせに」話を遮るように出てきた彼に、露骨に不機嫌になって
    モブエージェント2:「おっと、こわいこわい……」「さて。話もいいのだが……そろそろ回収班が来るんだ」
    モブエージェント2:「現場処理は、スコアの低い我々がやっておくから。君たちは先に帰っているといい」
    鑑屋冬至:「ああ、ド派手に戦ってましたもんね……」死屍累々のワイバーンを見渡しながら。
    遠川龍子:「へぇへぇ。……おらいくぞトージ」ぼりぼりと角の生え際をかきむしりつつ立ち上がって
    鑑屋冬至:「ありがとうございます、それじゃあお言葉に甘えちゃいますね。」ニコリ、と笑みを浮かべる。
    鑑屋冬至:「じゃあ先に最寄りの第9支部まで戻ってようか、遠川さん。」
    遠川龍子:「……あぁ。それでいい」「ったく、失礼なジジイめ」
    GM:ばりばりと角の生え際をかきむしりながら、口汚い言葉を吐く彼女と、きみは並んで帰路につく
    GM:その様子にきみは、一抹の違和感がよぎるだろう。
    GM:以前の彼女なら少なくとも、会話に割り込まれた程度で、こんなふうに相手を罵ったりはしない。
    鑑屋冬至:歩幅の関係上、てくてくと機嫌悪そうに歩む彼女に追いつくのはそう難しくはない。
    GM:不器用な笑みは、眉間に刻まれつつあるシワに飲み込まれつつある。そもそも彼女は──
    鑑屋冬至:──違和感は、ずっと抱いていた。
    鑑屋冬至:「遠川さん……ジジイっていうのとか、あんまり良くないと思うよ。」
    遠川龍子:「うるせえな……いーんだよ、あれはあれで」
    鑑屋冬至:「あの人たちが他の方面を担当してくれたから僕たちも目の前のワイバーンに集中できたわけでしょ?」※すみません、この文は一行上の想定です!
    遠川龍子:「メインは私達だ」
    遠川龍子:「脇の食べこぼし目当てにしゃしゃってきた奴らに、へこへこする必要なねえ」
    鑑屋冬至:「それに──ずっと聞くタイミング逃してたんけどさ。」
    遠川龍子:「……なんだよ、改まって」
    鑑屋冬至:「遠川さんに会うのは結構久しぶりになっちゃったけどさ。その時は……」
    鑑屋冬至:「そんな立派な角、生えてなかったと思うんだよね。」
    遠川龍子:「……いいだろ、べつにこんなもん」
    鑑屋冬至:「めんどくさかったら……別にいいけどさ。」「君が言ってた竜の力のおまけだったり?」
    遠川龍子:「悪いかよ」
    GM:君は思い出す。違和感を覚える。
    GM:竜の角。竜の吐息を思わせる咆哮。任務中に見せた怪力。いずれも強力なものだが
    GM:彼女はそもそも──キュマイラでも、サラマンダーでもない。
    鑑屋冬至:「いや。悩んだ結果の選択なら、僕はそれでいいと思うよ。」「ただ……」
    鑑屋冬至:「『変わった』ね。って思ってさ。」
    遠川龍子:「……どーいういみだよ、そりゃ」
    GM:がりがりと、角の生え際を指先でかきむしる。指先に血や抜けた髪がからみつく
    遠川龍子:「私はずっとがんばってきたんだ。意味があるかもわからねえ訓練ばっか続けて」
    鑑屋冬至:「あ……ごめん」「ってウワッ!血が出てるじゃないか!?」
    鑑屋冬至:「ちょっと待って!絆創膏しかないけど……」ごそごそと慌ててポケットを漁り始める
    遠川龍子:「やっと手に入ったんだよ!」「トージ! 私、あんたならわかってくれるって」
    GM:信じていた、という言葉は、途中で遮られた。
    遠川龍子:「ッ……がふっ……!?」突然、膝から崩れ落ちるようにして座り込み、うつむく。
    遠川龍子:片手を地面につき、もう片腕で腹部を巻くように抑え込む。
    鑑屋冬至:「──遠川さんッ!?」慌てて駆け寄ります!
    遠川龍子:「なん、でっ……トージ」「あんた、がっ」
    遠川龍子:ばしゃばしゃと、よどんだ血液がうつむいた口から流れ出す。反対に顔から血の気が引いていく
    鑑屋冬至:(おいおいおい、不味い奴かこれ……ッ!)「遠川さん、深呼吸はできそう!?」
    遠川龍子:「なんっ……っ!」
    GM:とっさに彼女は、キミを突き飛ばした。
    鑑屋冬至:「大丈夫だ!今救急の──ッ!?」スマートフォンを手にしたところで、突き飛ばされる。
    遠川龍子:「と、トージぃ! ……すぐに、私から離れ──」
    GM:ぼこり。
    鑑屋冬至:「──なん、」零れた言葉は、目の前の光景に塞がれる。
    GM:彼女の背中を突き破って、黒い翼が生える。
    GM:まるで、昆虫が蛹を脱ぎ捨てるかのように這い出てきたそれに、君は見覚えがあるだろう
    GM:体表色こそ異なるものの、『それ』はたしかに、ワイバーンだった
    鑑屋冬至:「……ウソだろ、おい!?どうなってるんだコレ!?」
    ワイバーン:「GYAAAA!!!」彼女の体を突き破って出てきたワイバーンは、君を見るや、威嚇の咆哮をあげる。
    ワイバーン:そして、君に襲いかかろうと飛び上がった
    鑑屋冬至:「くっ……!」風にあおられて眼鏡も吹き飛ぶ!
    鑑屋冬至:(遠川さんの方は……)脱ぎ捨てられた体の方を慌てて見やる。
    GM:すでにピクリとも動いていない。リザレクトはすでに停止している。
    鑑屋冬至:「!…………」脳裏に一つの単語がよぎる。
    鑑屋冬至:(──手遅れ)
    鑑屋冬至:「…………」ふと、宙を見上げる。飛び掛かる飛竜が眼球に映る。
    鑑屋冬至:ちりちり。ぱちぱち。炎が燃え盛る。
    鑑屋冬至:『楽しい冬休み』が。焼け落ちていく。
    鑑屋冬至:「──舐めやがって。」『ピント』の焦点を黒き飛竜に合わせる。
    鑑屋冬至:「舐めやがって。」重ねるイメージは。
    鑑屋冬至:「舐めやがって!!」『プロミネンスフレア』。
    鑑屋冬至:ゴ   ウン
    鑑屋冬至:紅蓮の怒りが──単なる『八つ当たり』が。胴体を穿つ。
    鑑屋冬至:一人の命を食い破ったワイバーンは、それで終わった。
    ワイバーン:「GGYA──」襲いかかろうと飛び上がったところで、胴体を穿たれ、堕ちる。先程まで散々狩り尽くしたワイバーンと同じものとなった。
    鑑屋冬至:落ちる飛竜を顧みず遠川さんに歩み寄り、震える手で脈を図る。
    遠川龍子:脈は感じられない。リザレクトが機能する予兆もない。
    GM:救命室に運べば、まだ。
    いや、もう手遅れだ。

    鑑屋冬至:「──ちくしょう。」手を動かさなければ。
    鑑屋冬至:俺ではもうどうしようもない。誰かを呼ばなくては。
    GM:幸い、支部はすぐ近くだ。
    鑑屋冬至:救護を呼ぶスマートフォンが、不思議とこの世で一番重く思えた。
    GM:─────
    GM:OP1終了。ロイスのみどうぞ
    鑑屋冬至:〈どうにもできないのかよ。〉遠川龍子:庇護/〇不安 で取得します!
    GM:─────

    GM:OP2 『飛竜を狩る者』
    登場PC:PC2 PC3(他登場不可

    GM:登場侵蝕お願いします
    黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:30->34)
    氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:33->42)
    GM:N市、某所。セーフハウス内に設けられた会議室にて
    モブエージェント3:「まずは、緊急の呼び出しに応じていただき、ありがとうございます」黒髪のエージェントが、二人に一礼する
    氷室錬:「あ、はい」今まで、なみかぜの皆と一緒だったからどうにも落ち着かない。
    氷室錬:でも、これから。(ちゃんとお仕事して、せめて一人でも大丈夫なくらいにならないとっ)
    モブエージェント3:「本来はもうひとり、ワイバーン討伐数の多いエージェントにも招集をかけているのですが」「まず先に、あなたにだけでも資料をお渡ししておきます」
    氷室錬:「あ、ありがとうございます」資料に目を通しつつ。
    GM:事件資料、及びワイバーンの出撃件数の急増についての資料。
    氷室錬:「確かに、最近多いですもんねえ」わたしみたいな、碌な信用も積み上げてない人員でさえ何度も出ている。
    モブエージェント3:「ついさきほども、大量のワイバーンによる襲撃があったとのことです」
    氷室錬:「いくらなんでも多過ぎない……?」そのおかげでこうして自分も稼げてるんだけれども。
    モブエージェント3:「数名のエージェントを投入し、チルドレンが一人意識不明の重症とのことです」
    氷室錬:「あら…それはまた」
    氷室錬:「早く恢復できることをお祈りします」儀礼的だが、これくらいしか言えない。
    モブエージェント3:「現状、ワイバーンの大量発生の確かな原因は不明ですが……それに繋がりうる事件についての報告があがっています」
    氷室錬:ふむふむ、と資料を読みつつ。頭の中の地図と照らし合わせていく。
    氷室錬:「その事件の解決が、わたしのお仕事という事で?」
    モブエージェント3:「その通りです。あなたと、もうひとりのエージェントに対して、この事件の解決と原因究明を要請します」
    モブエージェント3:「詳しい資料は、こちらです」
    氷室錬:「了解です。外様ですけど、頑張りますね」資料を受け取り、眼を通しながら。
    モブエージェント3:「オーヴァードが、突如『孵化』するようにワイバーンに変貌する。にわかには信じがたいですが、よろしくおねがいします」
    氷室錬:「そりゃまた…寄生系かな」
    氷室錬:「あ、そうだ。正規の方が来られるってことでしたけど。どういう方なんでしょう?」
    モブエージェント3:「貴女と並んで、ワイバーンの討伐件数の多い方をお招きしました。コードネームはたしか──」
    黒瀬直:規則的にかつかつと、会議室へ靴音が近づく。
    モブエージェント3:「……おや、ちょうど来られたようです」
    氷室錬:ぴくりとその音に反応する。ちらりと扉の方を見て。
    黒瀬直:「失礼する」扉を開けたスーツの女。眼帯をはめたその姿に。
    黒瀬直:あるいは見覚えもあるだろう。あなたには。
    氷室錬:「…………………………ぇ”っ」
    氷室錬:少女の喉から、似合わないくらい潰れたような鈍い声が思わず漏れる。
    黒瀬直:「デモン・ストレイト。黒瀬直」
    黒瀬直:「ワイバーンの大量発生、並びにその原因と思しき、孵化現象への対処」
    黒瀬直:「よろしく頼む」静かに一礼し、氷室さんの向かいの席に着席。
    氷室錬:ちょ。ちょっと待ってほしい。いや。確かに分かる。凄腕だし、対多数の相手だって難なくこなすだろう。
    モブエージェント3:「よろしくおねがいします」同じ資料を黒瀬に渡して
    氷室錬:「ど、……………」どうして貴方なんだ…。そこは”剣匠卿”とか、他にもいるだろう。
    黒瀬直:「ありがとう……ふむ」じろり、と資料を見て。
    氷室錬:繰り言であると自分でも分かる。我らが天敵、あの鬼教官の”雪華”だって待ち伏せと分断による突撃しか殺せそうにないからさっさと逃げろと言ってたくらいだし。
    氷室錬:表情が百面相のように移り変わっていく。すごい 動揺 している。
    モブエージェント3:「……えっと、大丈夫ですか」錬に、ちょっと心配そうに声をかける
    氷室錬:「だ、だだ。大丈夫ですよ?ええ大丈夫です」
    黒瀬直:「………そうだな」ぽつりと、冷淡な声を漏らして。
    黒瀬直:「OOくん」エージェントに声を掛ける。
    モブエージェント3:「はい、なんでしょう」
    黒瀬直:「彼女に何か、飲み物でも持ってきてくれないか」
    黒瀬直:「暖かいものか、落ち着くもの。それか好みのものでも、あれば」
    氷室錬:「あ、…」気を遣われた、のだろう。それくらいは、わかる。
    氷室錬:「………すみません。緑茶とか、何でも大丈夫です」少し申し訳なさそうに。
    モブエージェント3:「……わかりました。少しお時間をいただきますね」立ち上がって、会議室を出る。
    黒瀬直:「ああ、頼む」
    黒瀬直:「………さて」
    氷室錬:ぴく、と反応する。どこか過敏なようにも見えるかもしれない。
    黒瀬直:「私は事前に、君についての情報は貰っている」
    氷室錬:「ぁ、」喉が干上がる。
    氷室錬:「…………いや、そうですよね。わたしみたいなのなら、警戒されるのはむしろ当然ですし」
    黒瀬直:「ワイバーンへの対処を、随分とよくやっていると聞く」
    氷室錬:「え、ええ。数がいて、わたしみたいなのでも駆り出されるくらいなので…ちょうどよくて」
    氷室錬:眼を白黒させながら受け答え。先の気遣いを受けてから、少し落ち着いた。
    黒瀬直:「君の仕事を、そう卑下するものでもないさ」
    氷室錬:「……ただ、お金が欲しかっただけですから」なにか、正義の心とかそういう意思があった訳ではない。
    黒瀬直:「それでも君が命を懸けて戦って。誰かの危機を未然に防いだことに変わりはない」
    黒瀬直:「よくやってくれた。ありがとう」
    氷室錬:「…………そういう行動して、潜伏しようとしてるとか考えないんですか?」
    氷室錬:自分の能力もきちんと把握している。隠匿・隠密系統としては非常に継続性に優れた力だ。
    黒瀬直:「そうかもしれないが、そうでないかもしれない」
    黒瀬直:「私は君のことを、よく知らないのでな」
    氷室錬:「………」
    氷室錬:「………わたしも」
    氷室錬:「貴方の事は、全然知らないですね」
    黒瀬直:「では、改めて自己紹介をしていこう。じっくりと」
    黒瀬直:「デモン・ストレイト。黒瀬直だ。よろしく頼む」
    氷室錬:「はい。…氷室錬。”春の訪れ/ヘパティカ”、です」
    氷室錬:「…先は。ごめんなさい。失礼な振舞いでした」ぺこりと頭を下げて。
    黒瀬直:「構わん。無理もないからな……」
    氷室錬:「それでも、ごめんなさい」
    黒瀬直:「うむ。受け入れよう」
    黒瀬直:「……良いコードネームだと思う。可憐だ」
    氷室錬:「…ありがとう、ございます。わたしの、今の家に。受け入れてくれた人が…」
    氷室錬:「くれた、名前なんです」
    氷室錬:頬を、僅かに赤く染めて。あどけなく微笑む。
    黒瀬直:「そうか」僅かに頬を緩めて。
    黒瀬直:「それは良かった」
    黒瀬直:「……では、安心したところで仕事へとりかかるととしようか」
    氷室錬:「あ、っ…はい!」
    黒瀬直:「ハザードワイバーン……また亜種か……」資料をまじまじと見つめながら。
    氷室錬:「ちょっと前にツガイバーンなんていうの見ましたけど…どれだけいるの…?」
    GM:と、ここで。
    GM:あなた達の端末に連絡が入ります
    黒瀬直:「キングだのクイーンだの拡張性が高くて困る……む」
    GM:内容は、新たな変貌事件の被害者と、被害者をつれてきたイリーガルについて
    GM:今回の調査に、そのイリーガルも加わるとのことだ。
    氷室錬:「……これは…」手がかりが早速手に入ったと、そう言うべきか。それとも、被害がまた出たとそう思うべきだろうか。
    黒瀬直:「……"ドラゴンハート"か……よし」僅かに眉を顰めて、立ち上がる。
    黒瀬直:「行くぞ、氷室くん」
    黒瀬直:「これは早急に解決せねばならぬ案件だ」
    氷室錬:「はい、……えっと」なんて呼ぼう。
    氷室錬:「………うん。行きましょう、黒瀬さん!」
    黒瀬直:「……何か?」
    氷室錬:「いいえ。なんでもありませんっ」
    GM:─────
    GM:OP2終了! ロイスのみ!
    氷室錬:黒瀬さんとハザードに取っておこう。
    黒瀬直:忘れ形見:氷室錬/P安堵:N悔悟〇 で取得。以上で。
    氷室錬:黒瀬直 〇好奇心/恐怖 で。まだちょっとこわいです。
    氷室錬:ハザードワイバーン 〇義務感/侮蔑 またワイバーンだよ!!
    GM:─────
    GM:シーンプレイヤー:黒瀬直 他登場自由
    氷室錬:でますっ
    氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:42->51)
    鑑屋冬至:登場するぜ!
    鑑屋冬至:鑑屋冬至の侵蝕を9増加しました(侵蝕率:39->48)
    黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:34->42)
    GM:では早速、情報項目の公開になります
    GM:──────────
    情報項目
    使用技能:<情報:UGN>、<情報:噂話>、<情報:レネゲイド>、<情報:裏社会>、<情報:ワイバーン>
    目標値 :9
    プライズ:0/8
    シーン数:0/6
    ──────────

    GM:最後は与太です
    氷室錬:ww
    黒瀬直:ワイバーン
    氷室錬:合流は情報判定後という感じで?
    GM:また、今回はプライズが4でサブトピックが開放されます。余裕があれば挑戦してみてください
    鑑屋冬至:ワイバーンだ!!!
    GM:ですね
    氷室錬:では、判定していきましょう。固定値がある裏社会で、マイナーで完全熱光学迷彩起動。隠密。+3dします。
    氷室錬:4dx+1=>9
    DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 6[1,4,6,6]+1 → 7 → 失敗

    黒瀬直:とりあえず自分がメイン当たってみましょうかね
    鑑屋冬至:対応するコネがないので情報:UGNで素振り!
    氷室錬:マジかよ
    黒瀬直:待って
    氷室錬:ご、ごめん
    黒瀬直:サブがあるので、全員で一気に行くのはよくないです
    鑑屋冬至:ファッ!?
    氷室錬:サブトピもまだ解放されてないからつい…
    黒瀬直:ああ、すいません
    黒瀬直:サブトピックは後からでしたか
    氷室錬:すみませんでした。
    鑑屋冬至:では黒瀬さんが先ですかね?
    GM:紛らわしい言い方でスミマセン
    黒瀬直:いえ、失礼しました
    黒瀬直:冬至くんもササっとやっていただければ
    鑑屋冬至:はーい!では改めて素振り!
    鑑屋冬至:2dx+1>=9
    DoubleCross : (2R10+1[10]>=9) → 10[7,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

    GM:草
    鑑屋冬至:エッ
    氷室錬:なっ
    黒瀬直:いいね
    黒瀬直:情報:UGN、コネ:UGN幹部、《砂の加護》を使用。
    黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+3した(侵蝕率:42->45)
    黒瀬直:10dx+1>=9
    DoubleCross : (10R10+1[10]>=9) → 10[1,3,4,6,7,7,8,9,9,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

    氷室錬:黒瀬さんもすごい
    GM:トージ……!
    黒瀬直:では冬至くんの20で達成値+3、DP+2ですね
    GM:ですです
    鑑屋冬至:遠川さん……
    GM:プライズ3点獲得しましたので、プライズ2を開示します
    ・プライズ2 変貌事件について
    変貌事件が起きるのは、決まって空に真紅の彗星が輝いているとき。
    変貌後のワイバーンを調べたところ、彼らは元のオーヴァードが変化したものではなく
    外部から特殊なレネゲイドに蝕まれており、侵蝕率が一定値を超えると宿主のレネゲイドを急速に吸収し、
    内部でRBとして生成され、体を突き破るようにして『孵化』することがわかった。
    力の強いオーヴァードであれば、このレネゲイドからの影響は薄いものの、
    比較的力の弱いオーヴァードは飲み込まれてしまうようだ。

    氷室錬:ギエーッ
    黒瀬直:おっかないなあ
    鑑屋冬至:そんなふざけ切った力で……
    GM:さて、合流も兼ねて演出いかがしますか
    GM:─────
    N市 UGN救命施設棟 会議室

    GM:資料の並べられた資料を、三人のエージェント・イリーガルが囲んでいる。情報の共有を済ませた後。
    黒瀬直:「────と、現在の状況はこんなところだ」
    鑑屋冬至:「…………はい。」口数も少なく、資料を眺めている。
    氷室錬:「……寄生型かあ…また面倒な…」
    氷室錬:「大本は、あの赤い彗星なのかな。そうじゃなくても、関わりはありそうだけど…」高高度への突入、攻撃能力なんて流石に持ってないぞ。
    鑑屋冬至:「その可能性は……高いと思います。」「遠川さんも似たようなことを言っていましたから……」
    黒瀬直:「多数のオーヴァードに影響を与え、飛竜の群れを構築する」
    黒瀬直:「今後も被害者、同時に敵は増えていくだろう……」
    氷室錬:「面倒くさいですね…こういう疾病の対策は病院のお仕事ですよ」
    黒瀬直:「レネゲイド絡みとあっては、病院に当たるのは我々UGNだ」
    黒瀬直:「故に私と、依頼を受けてくれた氷室くんは対処に動く。が」
    黒瀬直:「鑑屋くん」
    鑑屋冬至:「あ、はい……?」
    黒瀬直:「君は現状、イリーガルだ」
    黒瀬直:「立場としてはまだ、事件に巻き込まれたというだけのな」
    黒瀬直:「だが、もしも」
    黒瀬直:「この事件に対処する理由が、意志があるのであれば」
    黒瀬直:「私たちに力を貸してほしい」
    氷室錬:静かに、鑑屋君の方を見ています。
    鑑屋冬至:「……そうですね。」その言葉を。──優しき心配を、噛みしめる。
    鑑屋冬至:「俺、実家から大学に一人で引っ越してきて……何かオーヴァードになっちゃっていて。」
    鑑屋冬至:「色々助けてくれた分UGNで頑張ってましたけど」「こういう事も、当然起こりうるんですよね。」
    鑑屋冬至:明確な言葉にはまだできなかった。涙が止まらなくなってしまいそうで。
    黒瀬直:「ああ、そうだ」
    黒瀬直:「我々が守っているもの、そのためのよすがとなるもの」
    黒瀬直:「どちらもあまりに不安定で、脆いものだからね」
    氷室錬:「……………別に、立ち上がらなくたっていい、ってわたしは思いますよ」
    氷室錬:「この街は、こういうことも。きっと誰かがどうにかしてきて。今回は、わたしたちがいる」
    氷室錬:だから、任せたっていいのだと。そう言外に載せながら。
    鑑屋冬至:「ありがとうございます。黒瀬さん……氷室さんも。」
    鑑屋冬至:「心配されてもしょうがないと思うし、そう言葉にしてくれることが本当に有難いんです」目を閉じる。
    鑑屋冬至:「だけど。これは俺のエゴになります。」
    黒瀬直:「ふむ」
    鑑屋冬至:「起きてしまったことはもうどうしようもない」「けれど、納得のいく決着をつけたいんです。」
    鑑屋冬至:「このまま放り投げてしまったら。俺はもう『楽しい冬休み』なんて送れない。」
    氷室錬:「……ま、そうしたいなら仕方ないですよね」
    黒瀬直:「ならば、こちらも手を貸そう」
    鑑屋冬至:「……すみません、本当ありがとうございます。」「正直門前払いも覚悟してたんで、ちょっとびっくりしちゃいました」
    氷室錬:「実際、手は多ければ多いほど助かりますし」資料にある、とある一人の名前をなぞって。
    氷室錬:「女の子を助けるのに頑張るのは、男の子の特権だって言いますからね」拾った漫画の読みかじり知識だ。
    鑑屋冬至:「ハハハ……少しは甲斐性もってヤツだね……」
    黒瀬直:「ワイバーン退治は人を選ばない……というのは語弊があるな」
    黒瀬直:「十分な力を持った者でなければ声は掛けん。特に今回の場合はね」
    黒瀬直:「では、改めてチーム結成だ。調査を再開するぞ」
    氷室錬:「はいっ」元気よく応える。
    鑑屋冬至:「……はい!」少しの空元気も込め、応じる。
    GM:─────
    GM:ミドル1終了! ロイス・購入!
    鑑屋冬至:ロイス!黒瀬さんに!
    鑑屋冬至:〈優しくて、強い人だなぁ〉黒瀬直:〇誠意/劣等感 で取得!
    黒瀬直:同行者:鑑屋冬至/P誠意〇:N不安 で取得
    氷室錬:ロイスは…鑑屋さんにとっておこ
    氷室錬:鑑屋冬至 〇好感/庇護 で。こっちがしっかりしよう、って勝手に思っています。
    黒瀬直:購入はシューターズジャケット 《砂の加護》使って侵蝕率48.
    黒瀬直:8dx+1>=13
    DoubleCross : (8R10+1[10]>=13) → 9[2,3,4,4,5,8,8,9]+1 → 10 → 失敗

    黒瀬直:まあ無くてもいいや。以上です。
    氷室錬:購入は何買おうかな。
    氷室錬:じゃあわたしがシューターズジャケット挑戦してみよう。マイナー隠密。
    鑑屋冬至:購入は防具で……ボデマ!
    氷室錬:4dx+1=>13
    DoubleCross : (4R10+1[10]>=13) → 10[5,7,8,10]+10[10]+10[10]+6[6]+1 → 37 → 成功

    鑑屋冬至:2dx>=12
    DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 3[3,3] → 3 → 失敗

    氷室錬:ファッ!?
    氷室錬:どうしたお前
    鑑屋冬至:滅茶苦茶回ってる……
    氷室錬:黒瀬さん、どうぞ。。。
    鑑屋冬至:自分は失敗でおしまい!
    GM:ぼでまが3つくらい買える
    氷室錬:あ、フラグレ買っておけばよかったな…!まあいいや。
    黒瀬直:あっ錬ちゃんありがとう~
    GM:─────
    GM:シーンプレイヤー:黒瀬直 他登場自由
    氷室錬:出ます
    氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:51->52)
    鑑屋冬至:でるぜ!
    鑑屋冬至:鑑屋冬至の侵蝕を1増加しました(侵蝕率:48->49)
    黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:48->57)
    GM:──────────
    情報項目
    使用技能:<情報:UGN>、<情報:噂話>、<情報:レネゲイド>、<情報:裏社会>、<情報:ワイバーン>
    目標値 :9
    プライズ:3/8
    シーン数:1/6
    ──────────

    GM:お好きなひとからどうぞ!
    黒瀬直:それでは先ほどと同じように。砂の加護など使用。
    黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+3した(侵蝕率:57->60)
    黒瀬直:11dx+1>=9
    DoubleCross : (11R10+1[10]>=9) → 10[1,3,4,6,7,7,8,8,8,9,10]+3[3]+1 → 14 → 成功

    氷室錬:つよい。
    GM:さすが黒瀬さん
    黒瀬直:おしい。いちたりない
    氷室錬:これ、サブトピも今出ます…?
    氷室錬:今出るならそっち、出ないならメインへいきます
    GM:どうしましょうか。せっかくだから出しましょう
    鑑屋冬至:おお!
    GM:あー・・・まぁいいか
    GM:いや、プライズ4開示してからじゃないといけないやつですねこのサブトピック
    氷室錬:あ、じゃあ今回は無理ってやつですね了解です。
    氷室錬:ならメインへ。マイナー隠密、裏社会。
    鑑屋冬至:了解です!それでは自分もメインいってますねー
    GM:なのでサブは次回! 申し訳ない!
    氷室錬:4dx+1=>9
    DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 10[2,5,9,10]+10[10]+5[5]+1 → 26 → 成功

    鑑屋冬至:2dx+1 素振り!!!
    DoubleCross : (2R10+1[10]) → 5[1,5]+1 → 6

    黒瀬直:すごい!
    氷室錬:どうしたお前!?
    黒瀬直:さすが錬ちゃん~
    GM:ひぇっ
    鑑屋冬至:すごい入れ替わり……
    GM:達成血+3 DP2どうぞ
    氷室錬:わあい
    GM:プライズ4と6を開示します
    鑑屋冬至:DP4ダー!
    プライズ4 真紅の彗星について
    真紅の尾を引くこの彗星の正体は、N市上空の高高度を旋回する一頭のワイバーンである。
    つけられた識別名は「ハザードワイバーン」。
    推進性をもたせた特殊なレネゲイドを翼から噴出しながら超音速で飛行旋回を行う習性をもつ。
    この噴出したレネゲイドには、他者に寄生し、生体内のレネゲイドを吸着し自らRB化する性質が備わっており、
    これを高高度から噴出・散布することで、同族を増やす目的があるとされている。
    また、耐性の低いオーヴァードがこのレネゲイドを吸収した場合、一時的に吸着能力によってレネゲイドの体内濃度が高まり、
    擬似的に出力が増加することが報告されている。

    この「ハザードワイバーン」は、本来は無数の地域を股にかけて飛行し続けるのだが、
    現在はどういうわけかN市上空を延々と旋回し続けている。

    ────
    プライズ6 ハザードワイバーンの目的について
    ハザードワイバーンの目的は、N市地下の賢者の石の鉱脈にある。
    濃度と純度の高いレネゲイドを吸着することで、より多くの、かつより強い個体を生産できるため、賢者の石は格好の素材となりうる。
    さらに、本来寄生という手順を挟まねば、RB化に必要な濃度を確保できないのだが、賢者の石であればその手順を省略することもできる。
    N市上空を旋回しているのは、地下へ行くより先に、地表にいる『障害』を排除市、同時に同胞を積極的に増やすためであろう。
    このままでは、N市全域に変貌事件の被害が広がることはおろか、賢者の石を彼が手に入れた場合、
    力の強いオーヴァードであっても宿主にされる危険がある。

    そうなれば、質と量の両面において、もはやUGNに打つ手はない。
    (Eロイス:砕け散る蒼穹を開示)

    氷室錬:何それこわ…
    GM:また、プライズ4が開示されたので、サブトピックが開放されます。
    GM:サブトピック
    PP1 ハザードワイバーンの来歴について

    PP1 遠川龍子について

    GM:難易度は来歴が9 龍子についてが6
    技能はメインと同じとします

    GM:では演出を
    GM:─────
    N市 UGN救命施設棟 会議室

    GM:テーブルに並べられていた資料は一度整理され、また新たな資料を囲んでいる。
    黒瀬直:「件の"流星"について、第4支部からの観測結果が届いた」
    氷室錬:「おお。ありがとうございます」
    黒瀬直:「まずは結論を述べよう。あれはワイバーンだ」
    鑑屋冬至:「ワイバーン……あの紅い星が、ですか?」
    氷室錬:「……もはや何でもありだな…」
    黒瀬直:「古来より流星を天狗星だの飛竜だのと言うが、その辺りの伝説とも関係するのだろうかね」
    氷室錬:「計都星を竜に例えるなにかもどっかで見たことあるような。その伝承からのレネゲイドビーイングです?」
    黒瀬直:「あれについてはこの地に根差したものではない。他所の支部だ拝み屋だでの目撃情報もあったよ」
    氷室錬:「……ん?アレ、かなりの速度出してましたよね?」
    氷室錬:流星、なんていう風に見えるくらいだ。
    鑑屋冬至:「観測対象が高い分、大N市全域から観測もしやすいって訳ですね。」
    鑑屋冬至:「とはいえ、最近飛び回ってるからには、何かしらの狙いもattarisurunokana」
    鑑屋冬至:「あったりするのかな……」
    氷室錬:「いくらこの街が広いからって、そんな速度出してればすぐフライパスするでしょ?」
    黒瀬直:「うむ。今回の動きは特徴的と言えよう」
    黒瀬直:「一所で旋回飛行し、己の眷属を増やす。そこまではパターン通りだが……」
    黒瀬直:「他所より滞在期間が長い。偶然では済まされないほどにな」
    黒瀬直:「例えばそう、獲物を見つけたかのように」
    鑑屋冬至:(狙いがあると言うなら、どこかで滞空とかもしてたりしないか……?)
    氷室錬:今まで確認できた飛行軌道の地図を広げる。…異様に、N市内に集中している。
    氷室錬:「ん……この街の特徴的な奴と言えば…」さらに今度は、市内の詳細図を重ねる様に。
    氷室錬:「えっと、市内上空の軌道と、市の奴を重ねると、こうかな」タブレットを確かめ確かめ操作。
    鑑屋冬至:「えーっと……」(何かないか……何でもいい、思い当る所……)
    氷室錬:それは、12地区の山から別地区の市街地、港、工場とあまりにランダムに走っているように見えるが。
    鑑屋冬至:──ふと、軌道上のある拠点に目が留まる。
    鑑屋冬至:「……このショッピングモール、俺が去年来たところだ」
    黒瀬直:「……なるほど」
    黒瀬直:「アヴェンジャーズセルの案件だったな」
    氷室錬:「?何かあったんです?」
    氷室錬:「アヴェンジャーズ……うん?」4年前以降のFHセルに関しては詳しくない。
    鑑屋冬至:「ああ、黒瀬さんは知ってるんですね。」
    鑑屋冬至:地図上にある、一つのショッピングモールへ指をさす。
    鑑屋冬至:「去年の五月位に……アヴェンジャーズセルって連中の一人が、このショッピングモールで事件を起こしてたんだ。」
    氷室錬:「ふむふむ。でも、解決済みなんですよね?」ハザードワイバーンだって、そのセル製とかそういうわけでもないようだし。
    鑑屋冬至:「そうらしいですね。確かあの時は、オルクスオックスを倒して……えーっと……」
    黒瀬直:「"マスターブラム"率いる新興セルでな。その研究内容の一つが」
    黒瀬直:「賢者の石を用いたオーヴァードの強化、並びにその試験運用だ」
    黒瀬直:「"オルクスオックス"もその一人と聞く」
    氷室錬:「………それはまた」
    鑑屋冬至:「……そう!そのオルクスオックスも賢者の石を使ってたんですよね。」
    鑑屋冬至:「あとは……うーむ」(ビミョーにもうひと悶着あった気がするんだけどな……)
    氷室錬:「…も?」ということは、「そのセル、いくつも賢者の石を使ってたんです?」
    黒瀬直:「データは残っていないが、少量の欠片を以て改造するという……それでだ」
    氷室錬:「ああ、なるほど…流石に何十個も持ってるとかそれを濃縮するとかそう言う事はしてないんですね…」よかった、と胸をなでおろしつつ。
    鑑屋冬至:「何かしら絞り込める材料がないかなーと思ったけど、これだけじゃ何とも言えないかな……?」
    黒瀬直:「"カース"か。あれは恐ろしいな」
    黒瀬直:「そして、恐らく合っているぞ鑑屋くん」
    氷室錬:「ええ。そこまで聞ければ…」アヴェンジャーズセルの事件地点。そして。
    鑑屋冬至:「エッ、本当ですか!?」
    氷室錬:賢者の石。それが直接関わった事件の地点をリストアップし、地図に反映していく。
    黒瀬直:「これらの地点はすべて、レネゲイド案件の戦場となった場であり」錬ちゃんの仕事に助かる、などと言いながら
    黒瀬直:「レネゲイドクリスタル、"賢者の石"の力が一年以内に行使された地点である」
    黒瀬直:「例えば直近の、第9地区公園」
    鑑屋冬至:「ああ、なんか変なロブスター像のあるところでしたっけ」
    氷室錬:「ロブスター……?」
    黒瀬直:「うむ。詳細は言えんがあそこでも行使された案件があった」
    鑑屋冬至:「ええ……あんな近所で賢者の石が……?」
    氷室錬:ーー地図のポイントが作る線が、飛行軌道の線を重なっていく。
    氷室錬:「……ひとつひとつの場所なら、全然関係もない、無作為にしか見えないけど」
    氷室錬:「ここまで重なれば。もう露骨なくらいだね」
    鑑屋冬至:「──この軌道上全てに、賢者の石を使用した地点があるってことですか」
    黒瀬直:「うむ」
    黒瀬直:この女は仕事中毒者なので、開示されている限りにおいて全ての市内R案件を把握しているのだ。
    氷室錬:「そして、ハザードワイバーンの寄生は、他者のレネゲイドを吸収して眷属を発生させる」
    氷室錬:「賢者の石なんて、最高の素材だよね」
    黒瀬直:「また賢者の石狙いか」
    鑑屋冬至:「……成る程ね」「強くなるにはうってつけって訳か」
    氷室錬:「またって。そんなに起きてるんです、ここ」
    黒瀬直:「アベンジャーズセルもそうだったしな」
    氷室錬:「ええ…?」大概おかしい街だとは知ってたけど…。
    氷室錬:「野生動物までやって来てますもんね……」
    鑑屋冬至:「……そのう、すみません」「賢者の石ってどこかに纏めて保管されたりとかしてるんですか……?」
    鑑屋冬至:※賢者の石の鉱床なんて知らないよ。一般大学生だもん。
    氷室錬:「保管されてる、なら其処にFHもUGNも誰もかれも集中するだろうし…」
    氷室錬:「アレかな?未発掘なんじゃないかな」
    鑑屋冬至:「……エッ、埋まってるんですか?欠片だけでエライ目に遭った賢者の石が?」
    黒瀬直:「発見例があまりにも多いものだから、発生源や誘因する何かがあるのでは、とは言われているな」
    鑑屋冬至:「えええ…………。」絶句!
    氷室錬:「アレだって鉱物だし、そう言うのもあっておかしくないんじゃないかなあ」
    鑑屋冬至:「そんなにいっぱいある賢者の石をそのワイバーンが全部奪ったら、とんでもないことになるのでは……」
    黒瀬直:「出力がそのまま底上げされるもの、と仮定すれば」
    黒瀬直:「現状では影響のないオーヴァードも連中の蛹となるやもしれん」
    鑑屋冬至:「……マジですか。」(本気で洒落にならんぞ……)
    氷室錬:「そもそもの、単純な出力増強に使うだけでも天変地異になりかねないね」
    黒瀬直:「……とはいえ、けして悪い状況とも限らんぞ」
    黒瀬直:「何しろ奴は上空を高速飛行する天災のごときジャームだが」
    黒瀬直:「獲物を食らうと来れば、そのままとも行かん」
    黒瀬直:「その時奴は、真に"ハザードワイバーン"」
    黒瀬直:「つまりは狩りの対象まで落ちるというものよ」
    氷室錬:「空ならともかく…地面の上なら」きゅ、と赤い血の色のような瞳が窄まる。「届く」
    鑑屋冬至:「成る程。狙う箇所さえわかれば、待ち伏せして叩くこともできるわけですね。」
    黒瀬直:「ああ、ちょっと変わったワイバーンの亜種に過ぎん。手慣れたものだろう」
    GM:─────
    氷室錬:ロイスは保留!購入は…範囲用のフラグレか、メインウェポンか悩むな
    黒瀬直:任務対象:ハザードワイバーン/P好機:N脅威〇 で取得
    黒瀬直:錬ちゃんなに欲しい~?
    氷室錬:フラググレネードかスラッグショットガンですかね
    黒瀬直:じゃあスラショに挑戦しましょ。砂の加護使って63。
    氷室錬:この二つがあればかなり安定するので…
    黒瀬直:9dx+1<=11
    DoubleCross : (9R10+1[10]<=11) → 10[2,2,3,4,6,6,7,7,10]+8[8]+1 → 19 → 失敗

    氷室錬:では私もマイナー隠密してフラググレネード挑戦。
    氷室錬:4dx+1=>12
    DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 8[1,4,7,8]+1 → 9 → 失敗

    氷室錬:ギエーッ
    黒瀬直:成功!錬ちゃんにショットガン(スラッグ)をプレゼントします
    氷室錬:わあ!ありがとうございますっ!
    氷室錬:2個あるウェポンケースに仕舞っておきます!ありがとう…
    鑑屋冬至:ロイスは一旦保留して購入!
    鑑屋冬至:例によってUGNボデマを買おう
    鑑屋冬至:2dx>=12
    DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 2[1,2] → 2 → 失敗

    鑑屋冬至:ダメだこりゃ!以上です
    黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:63->64)
    氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:52->61)
    GM:──────────
    情報項目
    使用技能:<情報:UGN>、<情報:噂話>、<情報:レネゲイド>、<情報:裏社会>、<情報:ワイバーン>
    目標値 :9
    プライズ:6/8
    シーン数:2/6
    ──────────

    GM:サブトピック

    PP1 ハザードワイバーンの来歴について 難易度9

    PP1 遠川龍子について 難易度6

    氷室錬:ST1:ハザードワイバーンの来歴についてに挑戦します。情報裏社会、マイナーで完全熱光学迷彩起動。隠密。
    黒瀬直:メイントピック、砂の加護、情報:UGN、コネ:UGN幹部で挑戦。
    黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+3した(侵蝕率:64->67)
    氷室錬:5dx+1=>9
    DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 10[2,5,6,7,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

    氷室錬:ヨシ!
    黒瀬直:11dx+1>=9
    DoubleCross : (11R10+1[10]>=9) → 10[1,4,5,6,6,7,7,8,8,9,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

    氷室錬:つよい
    黒瀬直:財産点ぶっこんで20!
    黒瀬直:これでDPが2点増えるわけよ
    氷室錬:わあい
    GM:さすがだぜ
    氷室錬:合計DP+3かな
    黒瀬直:いえいいえーい
    鑑屋冬至:鑑屋冬至の侵蝕を6増加しました(侵蝕率:49->55)
    鑑屋冬至:一先ずシーンイン!
    鑑屋冬至:では満を持して遠川龍子について挑戦!難易度6!
    鑑屋冬至:2dx+1 情報:UGNで判定しますー
    DoubleCross : (2R10+1[10]) → 6[2,6]+1 → 7

    鑑屋冬至:セフセフ
    黒瀬直:おみごと!
    GM:DPさらにもう一点。全項目クリアー!
    氷室錬:わあい
    黒瀬直:いや、DPは加算されないですね
    鑑屋冬至:やったぜ!
    GM:おっと、そういえばそうか
    鑑屋冬至:自分の判定分はノー加算ですね……?1計算なので
    GM:ではでは。プライズ8から開示していきます
    プライズ8 ハザードワイバーンの居場所について
    いかなハザードワイバーンといえど、いつまでも飛び続けられるわけではない。彗星が消えている間はつまり、彼はどこかで羽を休めている。
    その場所が、N市内の山間部。かつて賢者の石が微量発見されたことのある、採石場跡にあることを突き止めた。
    現在は真紅の彗星は確認されていない。次にまた彼が飛び立ってしまうより早く突入し、討伐せよ。

    GM:次にサブトピックです。
    PP1 ハザードワイバーンの来歴について
    ハザードワイバーンはもともと、極端な高地を拠点とするタイプのワイバーン種であり
    その危険性から討伐・捕獲が他種と比べてより推奨されている。
    彗星の初観測よりさらに数週間前。擬似的なレネゲイド出力向上に目をつけた、とあるFHセルが未発見の個体を襲撃。当該固体の捕獲を図ろうとしたが失敗。
    当該固体によってFHセルは壊滅。
    生き残りがN市にまで流れ着き、彼はそれを追う形でN市に来たものと思われる。
    セルの生き残りはすでにUGNに捕獲されており、上記の情報はその生き残りの証言に基づいている。

    PP1 遠川龍子について
    UGNチルドレン。“ドラゴンハート”。オルクス/ハヌマーンのオーヴァード。
    18歳。高校三年。志望大学は、鑑屋冬至と同じ場所。
    下に二人の妹を持ち、訓練のない日は時折二人と遊んでいる姿が目撃されている。
    他人を守りたい、他人のためになりたいと願い、戦闘職を希望するも、才能には恵まれなかった。
    また、本来索敵や後方任務に秀でた能力であったことは、本人は認めていない。

    変貌事件によって意識不明の重体となったものの、奇跡的に一命をとりとめる。
    体内から、極微小ながら賢者の石が摘出されており、この力によって蘇生を果たしたものと思われる。
    しかし、体内のレネゲイドのほとんどを失ってしまったため、チルドレンとしては再起不能の判定を出された。

    鑑屋冬至:そんな……

    GM:N市 UGN救命施設棟 病室
    GM:鑑屋冬至の端末に、一通の連絡が入った。内容は「“ドラゴンハート”遠川龍子の意識が回復した」とのしらせ
    GM:あなたは、すぐさま連絡にあった彼女の病室に急いだ。
    鑑屋冬至:ドタバタと足を動かす。走る。駆ける。
    鑑屋冬至:連絡のあった病室の前までたどり着いて、初めて息の上がっている自分に気づいた。
    鑑屋冬至:「ハッ、ハッ、ハァ……ふぅ。」少し落ち着け。先ずは息を整えなければ。
    鑑屋冬至:先ずは扉を叩いて。……面会はできそうだろうか。面会謝絶の札は無さそうだが。
    鑑屋冬至:入って。どうしようか。
    鑑屋冬至:俺は何をすればいいんだろう。こういう時、どうしても足が止まってしまう自分がいる。
    鑑屋冬至:何はどうあれ。楽しくなさそうな事だけは、何となく分かる。
    鑑屋冬至:──こういう時は、眼鏡を外す。
    鑑屋冬至:目を逸らしている俺を焼く炎が。留まっているべきではないと、ケツを叩く。
    鑑屋冬至:──コン、コン、コン。
    遠川龍子:「……鍵はかかってねえよ」
    鑑屋冬至:「あ……はーい。」腹をくくれ、鑑屋冬至。
    鑑屋冬至:扉を開き、おっかなびっくり病室へ入っていく。
    遠川龍子:「……別に取って食ったりはしね……しませんよ」くすりと笑う。ベッドの上に横たわった状態から、上体を起こす。
    遠川龍子:「どこまで、聞いた……聞きました?」口が雑な口調で慣れてしまっているためか、時々少し話しにくそうに訂正して
    鑑屋冬至:「えーっと……何から伝えればいいかな。」
    鑑屋冬至:「正直な所」「遠川さんの声は……もう聴けないんじゃないかと思ってた」
    鑑屋冬至:「良かった。」ほろりと零れ落ちる。
    鑑屋冬至:「良かったよ……」止まらない。情けなさすぎるだろ。何に来たんだよ俺。
    遠川龍子:「おいおい、泣くな……泣かないでくださいよ」「私はそんなヤワじゃね……ないですよ」
    鑑屋冬至:「ご、ごめん遠川さん……ちょっと、落ち着くから。」
    遠川龍子:「……トージ。案外泣き虫なんですね」
    遠川龍子:「もっとかっこつけた奴……人だとおもってたぜ……ました」
    鑑屋冬至:「そりゃあ、……そうだろうさ。」ぐしぐしと袖で涙をぬぐう。
    鑑屋冬至:「こう見えてええかっこしいだからね、俺。」
    遠川龍子:「ははは……ふぅ」ぽりぽり、と角が生えていた場所をかく。今そこにはなにもない。
    鑑屋冬至:「遠川さんも……やっぱり元通りとはいかない、とは聞いたよ。」(竜の力自体は抜けたっぽいのかな)
    GM:いや。それどころか、今の彼女からは、ほとんどレネゲイドが感じられない。竜に願う前よりも、さらに弱々しい。
    遠川龍子:「まぁ、な」
    鑑屋冬至:「……」(薄い。竜になる前よりも、さらに『削られて』いるのかもしれない)
    遠川龍子:「情けねえだろ。今の私は」「もう《ワーディング》を軽く張るだけで、吐き気がするくらい疲れるんだぜ?」
    鑑屋冬至:「リザレクトは、できそう?」
    遠川龍子:「なんとかな」「まぁつまるところ、ちょっと死ににくいだけの一般人だよ」
    遠川龍子:「……ほら、なんか言いなよ」「笑うなら笑え」
    遠川龍子:「同情するんなら止めはしない」
    遠川龍子:「叱るっていうんなら、膝揃えて聞いてやる」
    鑑屋冬至:「…………」言われるがままに、ぱくりと口を開いてみる。
    鑑屋冬至:なにも出て来ない。支えているからだろうか。
    鑑屋冬至:(──なんて言えばいいんだよ、こんなの。)
    鑑屋冬至:馬鹿野郎と罵るか?それこそ追い詰めるだけだ。
    鑑屋冬至:正直同情はしている。口に出せばどのくらい傷つくかは実体験済みだ。
    鑑屋冬至:笑う?喜劇を現実に持ち出せるほど俺はイカれちゃいない。
    鑑屋冬至:「──遠川さん。」迷った末に。
    遠川龍子:「ああ……いや、はい」
    鑑屋冬至:「強くなりたかった理由……聞いてもいいかな?」出た言葉は、一番酷い質問かもしれない。
    鑑屋冬至:それでも。決めるために踏み込むべきだと思った。
    遠川龍子:「…………」ふぅ、と一つ息を吐いて、横になる。ちょいちょいと指先を動かして手招きをして、横の椅子に座るように促す
    鑑屋冬至:すとんと席に着く。気は休まらないけど。
    遠川龍子:「誰かを、守る力が欲しかった」「誰かの、役に立ちたかった」
    遠川龍子:「妹たちに、怪我して帰ってくるところを見せたくなかった」
    遠川龍子:まぶたを閉じて、静かに。ぽつりぽつりとこぼしていく
    遠川龍子:「あとは、そうだな」「……まぁ、言ってもいいか」
    鑑屋冬至:「うん。」ただ、頷く。
    遠川龍子:「トージさん」
    鑑屋冬至:「う、うん?」(エッ、なんかしたっけ俺……)
    遠川龍子:「あなたの、隣に立ちたかった」
    遠川龍子:「後ろじゃなくて、さ」「あなたに、『よくやった』とか、『強くなったな』とか」
    鑑屋冬至:「…………えっ」
    遠川龍子:「言ってほしかったんだよ」
    遠川龍子:「バカみたいだろ。それでこのザマだぜ?」自嘲気味に笑って
    鑑屋冬至:「…………」変わったな。
    鑑屋冬至:あの時口にした言葉は、流石に覚えている。
    遠川龍子:「ただ、小娘が夢見て火傷しただけだ」「トージさんが責任を感じることなんか、ないんです」
    鑑屋冬至:「──龍子さん。」であれば。俺も溢さなくてはいけないだろう。
    遠川龍子:「え、あ、はい」
    鑑屋冬至:「俺は……貴方の在り方が、羨ましかったんだ。」自分の醜い心の焦げ跡も
    鑑屋冬至:「俺は誰かを護る力はあったみたいだけど」「誰でもない誰かのために使うことが、どうしてもピンと来ていない。」
    鑑屋冬至:「隣で戦う人は流石に守れたけどね。それだけじゃなんかしっくり来なかった。」
    鑑屋冬至:「正直……俺の知り合い以外の人は目の前で元気ならいいかな、って思える自分をどうしても否定できない」「今もね」
    鑑屋冬至:「だからこそ龍子さんの在り方は。本当にすごいな、って思えたんだ。」
    遠川龍子:「……っは」「は、は、はは」
    鑑屋冬至:「誰でもない誰かの為に頑張れる人が、ホイホイいるわけないだろう?」
    遠川龍子:「……なんだよ、それ」「なん、で……私、なんか」ベッドに横たわったまま、顔を両手で覆う
    鑑屋冬至:「つまりは、……そういう話さ。俺も貴方も、勝手に押し付けてただけだ。」
    遠川龍子:「……ばっかみたい」
    遠川龍子:「私も、トージも」
    遠川龍子:「……私」「私……っ」肩が震える。
    鑑屋冬至:「全くだ。……見栄なんてそうそう張るもんじゃないや」くるりと背中を向ける。
    遠川龍子:「……トージ」未だ溢れる目元を拭いながら、その背中に
    鑑屋冬至:「でも、さ。龍子さん。」震えたままの声で、話す。
    鑑屋冬至:「貴方が生きていたから。こんな話もできたんだ。」
    遠川龍子:「っ……」息を呑む。
    遠川龍子:「……今」「あんまり、優しくすんな」「めんどくせえぞ、私は」
    鑑屋冬至:「君が弱いわけないよ」「こんなことも面と向いて言えない俺よりか、『強い』に決まってるさ。」
    鑑屋冬至:「守るべき人の顔を見るのもビビる、俺なんかよりね。」
    遠川龍子:「っ……!」「~~~~~!」
    遠川龍子:「……今は、そっち向いたままでいい」「というか、今こっち向いたら、殴る」
    鑑屋冬至:「へへ……」くい、と袖を擦る。
    鑑屋冬至:「リハビリ、問題なさそうなら付き合わせてよ。」「道具に強い教授にもツテがあるんだ。」
    遠川龍子:「……わかった」
    遠川龍子:「……えと」「その……」「な、なぁトージ」
    鑑屋冬至:「──んん?」ちらり、と後ろに目をやる。
    遠川龍子:「…………その教授って」
    遠川龍子:「女?」
    鑑屋冬至:「そうだけど?」「良く知ってるね、龍子さん」
    GM:後ろに目を向けてしまった冬至くんには見えるでしょう。竜の力なんかなくても火を吹けそうなほどに真っ赤になった顔と
    遠川龍子:「~~~~!」「こっち見るなっつった! バカ!」迫りくる、枕
    鑑屋冬至:「あっごめ──ボッヘェ!??」もろに顔面炸裂!!!
    鑑屋冬至:ドン!ガラダッタン!!
    鑑屋冬至:「~~~ッ!!」勢いあまって椅子ごと転倒!後頭部痛打!
    遠川龍子:「うわっ! 悪りぃ! つい!」
    鑑屋冬至:「イテテ……元気そうで何よりかな……」
    遠川龍子:「えっと、大丈夫……?」
    鑑屋冬至:「あー……ちょっと頭に巻けるものあると嬉しいかな……」冷やす用の凍結弾を手元に生成しながら。
    GM:あなたが龍子から簡単な処置を受けていると、端末に連絡が入る。
    GM:内容は、今回の元凶。「ハザードワイバーン」の棲家の発見。今彼はそこで羽を休めているとのことだ。
    鑑屋冬至:「うん、その辺りで結んでくれると……ん?」マナーモードで受信画面を確認するぞ。
    遠川龍子:「……仕事か?」
    鑑屋冬至:「……そうらしい。あの流星、改めて追いかけてもらってたんだ。」
    遠川龍子:「……詳しくは聞かないさ。行って来い」
    鑑屋冬至:「ありがとう、遠川さん。」眼鏡をかけなおし。
    遠川龍子:「──な、なぁトージ」「お、終わったら…………また、来いよ」シーツで口元まで隠しながら
    鑑屋冬至:「決着つけて来るよ」「『竜の力』とやらにね」ニコリ、と笑みを浮かべる。いつものように。
    鑑屋冬至:「もちろん!今度はお土産も持ってかないとね」
    遠川龍子:「……ん」「期待してる」
    鑑屋冬至:ニコニコと笑みを浮かべ。名残惜しく手を振って、扉を閉める。
    鑑屋冬至:「…………」さあ。
    鑑屋冬至:「──目にもの見せてやるよ。」
    鑑屋冬至:舐め腐ったクソ蜥蜴にな。
    GM:N市 山間部 採石場跡
    氷室錬:もはや使用されていない、廃棄された採石場。
    氷室錬:嘗ては賢者の石も微量とはいえ採掘されたらしいそこは、
    氷室錬:今。主を赤き飛竜に変えている。
    ハザードワイバーン:「GYRRRR……」黒とも銀ともとれる独特な光沢のある外殻をもったワイバーン。
    ハザードワイバーン:巨大な爪とジェットエンジンを足して2で割ったような主翼を畳んで、岩壁のすぐ近くに横になって羽を休めている。
    ハザードワイバーン:時折顔を上げては、小さく赤いジェットを噴射して岩壁を削る。掘削というよりかは、拠点の微調整に近い。
    ハザードワイバーン:生物的な行動を多くとりながらも、周囲に特異なレネゲイドを纏い、常に威圧感を放っている。
    ハザードワイバーン:──今の所、あなた達に気づいた様子はない。
    氷室錬:盛山や、周囲の森。そこには、誰の姿も──動物の影も──ない。
    氷室錬:ただ採石場を、空風が揺すっている。
    氷室錬:(……ふむ)
    氷室錬:なら。そこに立つ姿のことを、どのように説明するべきだろう。
    氷室錬:ふわりと、光を虹色に反射する透明なマントのように見える何かを纏う、少女のことを。
    氷室錬:そこに姿があるのに、誰も認識さえできない。
    氷室錬:人間どころか、野獣の鋭敏な感覚でさえ、”捉えているのに”、”そこに居ると思えない”>
    氷室錬:シャッター光、音を切ったカメラで撮影しておく。
    氷室錬:(当然だな。飛行っていうのは強烈な運動だ)
    氷室錬:(いつまでも飛んでなんていられない…黒瀬さんの推測通りだ)
    氷室錬:場所も、相手の位置も掴んだ。なら、これ以上は不要だろう。
    氷室錬:踏んだ土が微かに歪む。空気を、動く分動かす。それは、どうしたって隠しきれない。
    氷室錬:なら。
    氷室錬:”見えていたとしても”。”そうと認識できなければいい”。
    氷室錬:とある武術家たちの中で。
    氷室錬:そんな、空理空論を本物にした少女がいて。
    氷室錬:それを、欠片でも与えられた少女が居たことは、誰も見えない。
    黒瀬直:そんな彼女が向かう先。山道にて、空を見上げ佇む女が一人。
    氷室錬:傍に立つ。
    黒瀬直:「………」
    黒瀬直:「どうだったかね」
    氷室錬:このひとは。変わっていない。いや…わたしが、知らないだけかもしれないけれど。
    氷室錬:「はい。位置を確認してきました。起動式のビーコンも一応しこんでありますし」カメラを取り出す。
    氷室錬:「こんな感じですね」ポラロイドの印刷が始まる。
    黒瀬直:「うむ。流石だ……なかなか大きいな」
    氷室錬:「はい。この巨体ですと、中々大変ですね」
    氷室錬:仕事の話は、しやすい。
    氷室錬:発言も端的で、なにより此方の言いたいことを待ってくれる。
    黒瀬直:「とはいえ刃の距離ならば、あとは怪物退治の範疇だ」
    黒瀬直:「報告を送り、鑑屋くんや後詰を配置して仕留めよう」
    氷室錬:「飛ぶ前に、ケリをつけたいですね」懐のナイフや、ホルスターに入れたショットガンを確かめる。
    氷室錬:…ナイフに触れたとき、わずかに4年より前のことが、一瞬だけ過った。
    氷室錬:「…はい」
    黒瀬直:「……」
    氷室錬:「…あ、ごめんなさい。ちょっとぼうっとして」記憶が過ぎる中で、既に指は離れている。
    黒瀬直:「構わんさ」ふ、と僅かに笑みを浮かべる。
    黒瀬直:「十分に仕事をしてもらった。警戒は私が居るから問題ない」
    黒瀬直:「後に備えて、ゆっくり休んでよいとも」
    氷室錬:「い、いやいや。さすがにまかせっきりは」あわあわしつつ。
    黒瀬直:「ふむ、私では頼りないかな?」
    氷室錬:「そ」
    氷室錬:「…そんなこと、ないです」
    氷室錬:「………UGNのひとって、羽鳥さんもそうですけどそんなに自分で負担しようとするんですか」むう、と。
    黒瀬直:「羽鳥の……七海くんか。まあ、そうだな」
    黒瀬直:「私の性分ではある。こうして叱られるのもしょっちゅうだ」
    氷室錬:「…そうなんですか?」羽鳥さんが身近だったせいでUGN=羽鳥さん、なイメージが強い。
    黒瀬直:「実際、私はそんな奴だし、君のことも心配ではあるが」
    黒瀬直:「そういう性分の者が、氷室くんの近くにいるのは喜ばしいと思う」
    黒瀬直:「働きすぎかと、少し心配でもあるがね」
    氷室錬:「…まあ、最近は強制休暇とか取らされてるみたいですし。もうちょっとよくなるんじゃないかなって思いますけど」
    氷室錬:「……え、と。どうして、わたしの近くに羽鳥さんみたいなひとがいると…」嬉しいんですか、と。最後はどこか言い辛くて、小さい声で。
    黒瀬直:「ずっと気がかりだったから」応えるように小さな声。木々の中に消え入るような。
    黒瀬直:「生きていてくれて、本当に良かったと思うからね」相手にしか聞こえない、声の大きさ。
    氷室錬:目を見開く。
    氷室錬:「ぇ、」
    氷室錬:想っても見ないことだった。
    氷室錬:だって。わたしたちは、4年の前も、その後も。ずっとずっと、
    氷室錬:「奪って奪われる、そういうものしかなかったのに」
    氷室錬:朝に会話をした姉妹が、夜帰ってきたときにもういなくなっていることが当たり前で。
    黒瀬直:「4年前の私は敵を撃ち漏らしたとも、取り逃がしたとも言うのだろう」
    氷室錬:また同じように、彼女たちの仲間や帰りを待つひとを、わたしたちが二度と帰れないようにしてきた。
    黒瀬直:「だが、私たちは敵を殺すために戦っているわけではないからね」
    氷室錬:「………………」
    黒瀬直:「だから、君が生きて、誰かと支えあって生きていることは」
    黒瀬直:「私にとっては喜びなんだ」
    氷室錬:今までの時間からすれば、とても短いはずの。今の、帰るところにいるひとたちのことを思い出す。
    氷室錬:「………そう、なんですか」なんとか、絞り出すようにして言葉を出していく。
    氷室錬:「……正直。戸惑ってます」
    黒瀬直:「そうか」
    黒瀬直:「よく、言われる」
    氷室錬:「そうじゃ、なくて」
    黒瀬直:「む」それも、よく言われるが。
    氷室錬:「わたしは、」言うべきことがあるのだと、言葉を探す。
    氷室錬:「わたしには、わからないけれど。そう思えるなんて、全然わかんないですけど」
    黒瀬直:彼女の言葉を、ゆっくりと待つ。
    氷室錬:「でも……そう思ってくれるひとがいてくれるのは、本当に。うれしいことだって、知ってます」
    氷室錬:わたしを、助けてくれた人たちの事を想う。
    氷室錬:ミミーシャ様の、羽根を纏う姿。
    氷室錬:未知留さんの、幻を纏う姿。
    氷室錬:そして、わたしに名前をくれた、ふたりのことを。
    氷室錬:「だから…、」ひゅ、と。荒くなった息を吸って。
    氷室錬:「ありがとう、ございます。黒瀬さん」ぽろぽろと、高ぶった感情のままに涙を流しながら、微笑む。
    黒瀬直:「そうか」
    黒瀬直:「どういたしまして、氷室くん」ハンカチで涙を拭いながら、背中を撫でる。
    氷室錬:「うぇ、ぐす…済みませ…」
    黒瀬直:「……実はなみかぜには、君が来る前に一度立ち寄っていてね」とても穏やかな声色で、ゆっくりと語りかける。
    黒瀬直:「少しばかり、共通の知人も私たちにはいるんだ」
    氷室錬:「そう、なんですか?」誰なんだろう、と首を幽かに傾げて。
    黒瀬直:「道成寺くんやアリサくんについては、まあそこまででもないが」片方は住民でもないし、と呟きつつ
    黒瀬直:「ほら、姫都くんも無茶をしてしまう子だろう」
    氷室錬:「ああ…そうですね」苦笑して。
    黒瀬直:「少し心配でな。差支えない範囲で近況を聞ければと思う」こちらも苦笑。
    氷室錬:「そうですね…バーベキュー大会とか、布団が降ってきたりとか、あとこれは又聞きですけど凍ったりとか」
    氷室錬:「いっぱい、無茶して。その分、」花咲くように。
    氷室錬:「その分だけ、誰かを助けてくれてます」微笑む。
    黒瀬直:「ふふ、そうだろうな」
    氷室錬:「ええ。ミミーシャ様もよく怒ってるんですけど、まあ一生治らないんじゃないかなあ」楽しそうに。
    氷室錬:「……その分を、わたしがちょっとでも埋められて」
    氷室錬:「そして…楽しく幸せになってくれれば、いいなって。そう思ってます」
    氷室錬:わたしが、本当にほんとうに。そうなって欲しかった、もうひとりは。もう出来ない。
    氷室錬:その分、だとか。そういうことじゃないけれど。
    黒瀬直:「君は」
    黒瀬直:「素敵なところへ、辿り着いたのだね」
    氷室錬:「はい」
    黒瀬直:「良かった」
    氷室錬:「わたしは、いま。今までで、いちばん幸せです」
    黒瀬直:「……さて、困ったな」
    黒瀬直:「氷室くんの話は幾らでも聞きたいが、一方的ではアンフェアだ」
    氷室錬:「ふふ」
    氷室錬:「なんでも、話したいことから。話してください」静かに笑っている。
    黒瀬直:「では、そうだな……」ふむ、と真面目な顔で。思考巡らせて。
    黒瀬直:「私には妹分が居るのだが────」
    GM:─────
    GM:ミドル3終了! 次はクライマックスですぞ!
    GM:ロイスと購入どうぞ!
    鑑屋冬至:ウオーッ!
    氷室錬:黒瀬さんのロイスを感情変更!
    鑑屋冬至:ロイス!
    鑑屋冬至:先ずはさっき取り忘れた氷室さんに!
    黒瀬直:忘れ形見:氷室錬/P執着:N悔悟〇 をP安堵〇:N悔悟 に感情変更!
    氷室錬:好奇心/恐怖→〇好意/罪悪感 で。
    氷室錬:購入は買い損ねたフラググレネード。範囲攻撃用。
    氷室錬:マイナー隠密!イクゾっ
    氷室錬:5dx+1=>12
    DoubleCross : (5R10+1[10]>=12) → 10[4,10,10,10,10]+10[2,7,9,10]+4[4]+1 → 25 → 成功

    氷室錬:どうしたお前!?
    鑑屋冬至:〈俺よりよっぽどしっかりしてそうだ……〉氷室錬:〇感服/劣等感 で取得!
    氷室錬:で、手裏剣外してウェポンケースにフラググレネード仕舞っておきます。以上!
    黒瀬直:3dx+1>=10 購入はホローポイント弾
    DoubleCross : (3R10+1[10]>=10) → 9[3,4,9]+1 → 10 → 成功

    黒瀬直:以上!
    鑑屋冬至:購入は……アルティメイド服買おうかな。ヤケ!
    鑑屋冬至:2dx>=20 チャーッ
    DoubleCross : (2R10[10]>=20) → 8[3,8] → 8 → 失敗

    鑑屋冬至:やっぱむり!以上です
    GM:登場PC:全員
    GM:登場侵蝕お願いします
    氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:61->64)
    黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:67->72)
    鑑屋冬至:鑑屋冬至の侵蝕を7増加しました(侵蝕率:55->62)
    GM:─────
    GM:N市 山間部 採石場跡
    GM:氷室錬と黒瀬直が発見した、ハザードワイバーンの棲家。そこに今、三人のオーヴァードが駆けつける。
    黒瀬直:「さて」砂利を踏みしめる。
    黒瀬直:「二人とも、用意は良いな?」
    氷室錬:「もちろん。いつでも」武器も、レネゲイドの調子も問題ない。
    鑑屋冬至:「ええ。」息を吸い、大きく吐く。
    鑑屋冬至:「いつでもやれます」
    黒瀬直:「……」二人の様子を、僅かに窺って
    黒瀬直:「良し」静かに頷く。
    黒瀬直:「それでは諸君、竜殺しだ」
    黒瀬直:「とはいえ難しく考える必要も、気負うこともない」
    黒瀬直:「……あれも只の、ワイバーンに過ぎん」
    氷室錬:「ええ」ふわりと、不可視の羽根衣が広がる。
    氷室錬:「所詮は蜥蜴。いつもの通り、いつものようにして。いつものように帰りましょう」
    鑑屋冬至:「……斬れば血が出る。燃やせば焦げる。」
    鑑屋冬至:「それなら、当てて堕とすだけでいい。」「ありふれた飛竜って訳ですね」
    GM:──彼があなた達のことに、ついに気づいた。
    ハザードワイバーン:「GRYY……GYAAAAA!!!」四肢を踏みしめ、ジェット口のような爪をあなた達に向けて咆哮する
    ハザードワイバーン:あたりに撒き散らされたレネゲイドが、あなたたちのレネゲイドを励起させる。
    GM:衝動判定……の、前に!
    GM:Eロイス「ハザード・ワイバーンタイム」を宣言!
    GM:衝動判定後、成否に関わらず侵蝕率を100%にしてもらいます!
    氷室錬:なっ
    黒瀬直:小癪な!
    鑑屋冬至:なっばっ
    GM:改めて衝動判定! 難易度9!
    氷室錬:3dx=>9
    DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 9[2,6,9] → 9 → 成功

    黒瀬直:3dx>=9
    DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 8[6,8,8] → 8 → 失敗

    氷室錬:ぴった。
    鑑屋冬至:5dx+1>=9
    DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 7[3,4,4,4,7]+1 → 8 → 失敗

    黒瀬直:いちたりないズ
    鑑屋冬至:ウゲーッ
    黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+28した(侵蝕率:72->100)
    鑑屋冬至:侵蝕62→100へ!
    氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+36した(侵蝕率:64->100)
    氷室錬:で、衝動判定分を。
    氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+13(2d10->6,7)した(侵蝕率:100->113)
    黒瀬直:100+2d10
    DoubleCross : (100+2D10) → 100+4[2,2] → 104

    黒瀬直:しらっとしてる
    鑑屋冬至:100+2d10 更に衝動判定分!
    DoubleCross : (100+2D10) → 100+5[2,3] → 105

    鑑屋冬至:侵蝕ヨシ!105で!
    氷室錬:皆落ち着いてるね?!
    GM:ではセットアップ! なにかある方は!
    氷室錬:なし!今後もない。
    鑑屋冬至:赤方遷移オミットしたからないぜ!
    黒瀬直:エンゲージ状況はどないでしょう
    ハザードワイバーン:コンボ:天星推進 《スピードスター》+《戦いの予感》Lv2
    GM
    ハザードワイバーン
    5m
    PC

    ハザードワイバーン:行動値+20 次の攻撃の攻撃力+32
    鑑屋冬至:ゲゲゲ?ッ
    氷室錬:なっばっ
    GM:イニシアチブ! なにもなければEロイス:さらなる絶望宣言!
    黒瀬直:出たーっ!
    鑑屋冬至:ウオーッ!?
    鑑屋冬至:こちらはないです
    GM:ワイバーン一頭がハザードワイバーンと同じエンゲージに入ります。
    GM:ハザードワイバーン ワイバーン
    5m
    PC

    GM:では改めてハザードワイバーンの手番
    ハザードワイバーン:マイナーで《オリジン:レジェンド》
    ハザードワイバーン:メジャー コンボ:竜星一条 《C:ハヌマーン》+《振動球》+《光の手》+《滅びの光》+《空を断つ光》
    ハザードワイバーン:対象はPC全員 シーン攻撃だ!
    氷室錬:げぇっシーン攻撃!
    鑑屋冬至:えー。問題なさそうならオートで割り込ませていただきます。
    鑑屋冬至:〈時の棺〉ィ!
    ハザードワイバーン:な、ナニーッ!?
    黒瀬直:ヤッチマイナー!
    氷室錬:きゃーっ
    GM:アワレ、ハザードワイバーン=サンの攻撃は無力化されてしまいました!
    GM:では、演出を
    鑑屋冬至:はーい!侵蝕115へ!
    ハザードワイバーン:「GYRRRR」「GYYYRRR!!!」ゴウッ と音をたて、レネゲイドを噴射して飛び上がる。だが、これは逃走ではない。
    黒瀬直:「……攻撃、来るぞッ!」
    ハザードワイバーン:巨大な彗星が飛翔し、真紅の光を身にまとい急旋回。君たちめがけて突撃してくる。
    ハザードワイバーン:質量もエネルギーも十分にのった、超音速の推進力をもった突撃。しかし
    鑑屋冬至:「……こうげき。」「攻撃か。」──イージーエフェクト〈熱感知知覚〉使用。
    鑑屋冬至:視界に『ピント』を合わせ、突っ込んでくる紅き彗星を見据える。
    鑑屋冬至:竜の力。その欠片を手にしていた遠川さんは、間違いなく強くなっていた。
    鑑屋冬至:なんか生えてた角は心配だったけど、正直カッコいいなーとも思った。(我ながら呑気にも程があるが)
    鑑屋冬至:力も凄かった。俺じゃああんな倒し方はできないだろう。
    鑑屋冬至:……それでも。一つだけ微妙に過ぎった言葉があった。
    鑑屋冬至:あんまりにも失礼だと思ったから、流石に口にできなかったけど。
    鑑屋冬至:コイツにならいいか。
    鑑屋冬至:「──『その程度の炎』でか?」
    鑑屋冬至:空間より熱を奪う。象られるは一枚の儚きオーロラ。
    鑑屋冬至:質量を受け止める為に、もう一つ奪う物は。オーロラの『時間』。
    鑑屋冬至:──刹那の時を引き伸ばし。紅き彗星は不変の芸術に正面衝突する!
    ハザードワイバーン:「GYYY……!」「GYAAA!?」激突。一切揺るがないそのオーロラに、ジェットを撒き散らしながら弾かれる。
    ハザードワイバーン:姿勢を空中でとりなおして着地するが、足元が少しばかり覚束ないような
    GM:次! 行動値順に錬ちゃんの手番です!
    氷室錬:はいっ
    氷室錬:マイナーで完全熱光学迷彩起動。隠密。
    氷室錬:メジャー、コンボ:サーカムゼニタルアーク:≪コンセントレイト:エンジェルハイロゥ≫≪見えざる死神≫。
    氷室錬:ウェポンケースからフラググレネードを装備、使用して。ハザードワイバーンとワイバーンのエンゲージへ攻撃します。
    氷室錬:何もなければ判定!
    氷室錬:11dx7+4 いきまーす
    DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[2,3,3,4,6,7,8,8,9,9,9]+10[1,2,4,4,5,9]+1[1]+4 → 25

    氷室錬:うええ。
    氷室錬:リアクションどうぞ。
    ハザードワイバーン:実は《スピードスター》には、そのラウンド中一切のリアクションができないデメリットがあってですね
    ハザードワイバーン:リア不なのでダメージどうぞ!
    氷室錬:うむ。ワイバーン君も対象なのだ
    鑑屋冬至:そうだったとは……
    氷室錬:では先にダメージ。
    GM:そしてワイバーンくんはイベイジョン15で命中!
    氷室錬:3d10+5+12+3d10 装甲等有効。
    DoubleCross : (3D10+5+12+3D10) → 18[7,5,6]+5+12+18[5,9,4] → 53

    氷室錬:出目がいい感じ!
    氷室錬:53点ダメージです。
    氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:113->117)
    GM:まず一般孵化ワイバーンくんは死亡!
    ハザードワイバーン:まだ生きてます(震え声
    氷室錬:ふむ。では演出。
    氷室錬:上空での、不壊の光と赤光の衝突の中。するりと、縫うように歩む。
    氷室錬:一歩。
    氷室錬:もう一歩。歩むたびに、するりと水に写る月のように…
    氷室錬:さらに一歩歩めば、もう誰も彼女を見てさえいない。
    氷室錬:衝突から、地面へ降り立つ。その膝裏を破壊するように。
    氷室錬:虹の七色が炸裂する。
    ハザードワイバーン:降り立ち、威嚇をしようとするその足元が、炸裂。謎の衝撃。
    氷室錬:「獣風情には過ぎた業かもしれないが」声が聞こえても、姿は捉えられずに。
    氷室錬:「出し惜しみ出来るほど、余裕もないからな」
    ハザードワイバーン:「GYYRRRR!?」どこから、と察知することもできず、バランスを崩して倒れる──
    ハザードワイバーン:が、その息は絶えていない。立ち上がり、咆える。
    GM:次は行動値的に黒瀬さん。ですが
    鑑屋冬至:なんだろう
    黒瀬直:ふむ
    ハザードワイバーン:エネミーエフェクト《加速する刻》を使用! そのイニシアチブにメインプロセスを行う!
    ハザードワイバーン:マイナーは省略。
    ハザードワイバーン:メジャーでコンボ:凶星炎彗 《振動球》+《光の手》+《滅びの光》+《サイレンの魔女》
    鑑屋冬至:ゲゲゲェーッ!!!
    ハザードワイバーン:対象はPC全員! シーン攻撃!
    氷室錬:サイレンまで積んでるの?!
    鑑屋冬至:暴走リア不ですね。ええ
    ハザードワイバーン:8dx+14
    DoubleCross : (8R10+14[10]) → 9[2,4,4,5,5,6,6,9]+14 → 23

    氷室錬:ドッジ狙います。
    黒瀬直:暴走リア不!
    氷室錬:5dx=>23
    DoubleCross : (5R10[10]>=23) → 8[1,5,7,8,8] → 8 → 失敗

    氷室錬:まあせやな。
    ハザードワイバーン:ダメージ!
    ハザードワイバーン:3d10+29+1d10 装甲無視
    DoubleCross : (3D10+29+1D10) → 21[3,10,8]+29+7[7] → 57

    氷室錬:ぐええ。ハザードワイバーンのロイスをタイタス昇華して復活します。
    鑑屋冬至:死!
    鑑屋冬至:速水さんロイス昇華で復活!ごめん支部長!
    黒瀬直:被害者:ドラゴンハート/P連帯感:N悔悟〇 を取得して昇華、復活。
    ハザードワイバーン:では演出
    ハザードワイバーン:ワイバーンに本来あらざる、一対の翼に加えて生えた、一対の前足。四肢を踏みしめながら、その翼を開く。
    ハザードワイバーン:推進性をもたせたレネゲイドを噴射し、超音速で飛行する。それはつまり
    ハザードワイバーン:この巨体を、音の壁を突き破るまでに加速するエネルギーをこの翼から放つことができるということ。ジェット噴出孔のような爪が光を持つ。
    ハザードワイバーン:「GRRRAAA!!!」真紅の光とともに、莫大な衝撃波を放つ。棲家を破壊することすらいとわない無差別な暴力が襲いかかる
    氷室錬:「ちっ…」物質ではない。銃撃等では意味がない。透明な羽根衣ーー光/認識に触れるその被膜を展開し、己に巻き付け。
    氷室錬:武装と四肢、頭部を保護。戦闘継続能力だけは死守する。
    鑑屋冬至:「ぐ」直で熱量を奪う事は不可能か。
    鑑屋冬至:「う、オォぉ……!」眼球と、頭脳。そこ以外の保全順位を下げる。
    黒瀬直:流線形の防壁を形成してある程度は耐える。
    黒瀬直:それでも放射された熱量と、何より人を邪竜へと変えるそのレネゲイドの作用を受けて。
    黒瀬直:「……こういうものか」淡々と呟く。
    GM:では改めて、黒瀬さんのイニシアチブ!
    黒瀬直:マイナーでホローポイント弾を使用。攻撃力+3
    黒瀬直:メジャーでコンボ【金光一閃】《ペネトレイト》《コンセントレイト:モルフェウス》《砂の加護》《砂塵霊》必中の弓でハザードワイバーンを攻撃。
    ハザードワイバーン:スピスタリア不!
    黒瀬直:ハザードワイバーンのロイスを昇華してC値ー1。
    黒瀬直:14dx6+15
    DoubleCross : (14R10+15[6]) → 10[2,2,3,4,4,5,6,6,8,9,10,10,10,10]+10[1,1,1,2,3,3,5,8]+10[7]+10[8]+5[5]+15 → 60

    黒瀬直:38+7d10
    DoubleCross : (38+7D10) → 38+32[2,1,6,4,5,5,9] → 70

    GM:オイオイオイ
    ハザードワイバーン:死んだわ
    黒瀬直:殺す気で撃っているからな
    ハザードワイバーン:が
    ハザードワイバーン:《蘇生復活》! HP1で復活!
    鑑屋冬至:なっ
    黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を+11した(侵蝕率:104->115)
    黒瀬直:竜が吐き出す毒に巻かれて、身体が蝕まれるのを感じる。
    黒瀬直:灼けて、内側から生まれてくる肉体は別物。
    黒瀬直:「こういうものか。竜の毒というものは」己の身体が変貌していく。
    黒瀬直:未熟な自分が、別の者へと変じて強くなる。
    黒瀬直:私にとって、それは心地よい感覚ですらある。
    黒瀬直:弱い自分が嫌いだと、私は……私もそう思っているから。
    黒瀬直:「だがお前は殺す」
    黒瀬直:身体の内側から刃を形成。患部を切除。表面を義体で繕う。
    黒瀬直:「"ハザードワイバーン"」ぎちりと弓弦が音を立てて
    黒瀬直:「お前はもう、どこにも行けん」
    黒瀬直:放たれた眩い輝きが、巨大な両翼穿ち貫く。
    ハザードワイバーン:「GGGG……」「GYAAAA!」羽ばたく動作すらせずに、その矢を避けようと飛び上がる、しかし
    ハザードワイバーン:「GAAAA!?」一閃。最初から、飛び立つ事がわかっていたかのように、両の翼が穿たれた。圧縮されていないレネゲイドをそのまま撒き散らし、墜落
    ハザードワイバーン:翼を失い、フラフラの体でなおも、あなたたちを睨みつける。
    ハザードワイバーン:「GAAAA!!!」
    GM:最後! 冬至くんのイニシアチブです!
    鑑屋冬至:OK!
    鑑屋冬至:マイナー!やることないので自転車に搭乗!
    鑑屋冬至:メジャー!コンボ〈氷像クリエイト:スケール1/1〉!
    鑑屋冬至:コンセ3氷の塔6でハザードワイバーン攻撃……の前に!
    鑑屋冬至:ハザードワイバーンに覚悟/〇完殺でロイス取得後即昇華。C値を1下げます。
    鑑屋冬至:判定行くぜーッ!!!
    鑑屋冬至:10dx6+2 ストレンジフェイズ補正込み!
    DoubleCross : (10R10+2[6]) → 10[1,3,3,5,5,5,7,9,9,10]+10[1,3,8,10]+10[5,8]+5[5]+2 → 37

    鑑屋冬至:よしよし。ダメージ!
    鑑屋冬至:4d10+18 死にさらせや?ッ
    DoubleCross : (4D10+18) → 17[1,5,3,8]+18 → 35

    ハザードワイバーン:アバーッ! なすすべなく死亡! 復活はなし!
    鑑屋冬至:良ければ演出!
    鑑屋冬至:「…ふぅ」守った眼球を見据え、『ピント』を合わせている。
    鑑屋冬至:一つ。二つ。三つ。──たくさんの焦点が。近づいてくる。
    鑑屋冬至:「クソトカゲ。彗星になれるお前は、現物を見たことはあるかい?」
    鑑屋冬至:『落下速度』を奪い。大気圏突入の『熱』も奪い。そろそろ温まってきた。
    鑑屋冬至:(──心の底からできると、信じる。)
    鑑屋冬至:先生から教えてもらった、解放衝動の根源。
    鑑屋冬至:俺の発露は、熱量にあった。
    鑑屋冬至:世界を捻じ曲げてでも、望む光景を。傲慢に、羽ばたける体を。
    鑑屋冬至:……だけど。すぐに飛び立つのも芸がないだろう?
    鑑屋冬至:だからこそ俺は──“冬至”(ソルスティス)を纏った。
    鑑屋冬至:楽しき時も満喫せずに旅立つほど、勿体ないこともないからね。
    鑑屋冬至:「お前の炎じゃ届かない『星』を恵んでやるよ。」
    鑑屋冬至:(──持ちきれない位にな)
    鑑屋冬至:見据えた天より。燃え尽きるべき熱を『奪われ』、誘導された星屑の雨が。
    鑑屋冬至:──天より来る竜征軍が。火蜥蜴を蜂の巣と変える!!
    鑑屋冬至:侵蝕115→121
    ハザードワイバーン:「GG……!」飛び立とうと、翼に力をいれる。だが、漏れるのは体液と、圧縮不足で体を浮かすには足りなさすぎるレネゲイドばかり
    ハザードワイバーン:「G……AAAAA!!」せめてと襲いかかろうとしたその腕を、足を、胴を頭を、本物の流星が打ち砕く
    ハザードワイバーン:土煙が晴れる頃には、レネゲイドも霧散しきった、飛竜の躯が横たわっていた
    GM:戦闘終了!
    GM:おつかれさまでした。
    黒瀬直:出しな!てめーのEロイスを!
    GM:今回のEロイスは
    ・ハザード・ワイバーンタイム(3個換算)
    ・砕け散る蒼穹
    ・さらなる絶望

    GM:合計5つ!
    氷室錬:わあい。振ります。
    鑑屋冬至:一杯ダー!
    鑑屋冬至:振ろう振ろう
    氷室錬:117-5d10
    DoubleCross : (117-5D10) → 117-37[3,9,10,10,5] → 80

    氷室錬:戻り過ぎ!!
    鑑屋冬至:121-5d10
    DoubleCross : (121-5D10) → 121-25[5,1,10,2,7] → 96

    黒瀬直:115-5d10 振りましょう
    DoubleCross : (115-5D10) → 115-29[3,8,8,2,8] → 86

    GM:さあ続いて通常分!
    黒瀬直:86-4d10 等倍
    DoubleCross : (86-4D10) → 86-21[3,6,2,10] → 65

    黒瀬直:4点!
    氷室錬:80-5d10 一倍。
    DoubleCross : (80-5D10) → 80-23[5,2,7,7,2] → 57

    氷室錬:ちょ、おま
    鑑屋冬至:帰還確!ロイス5で一倍!
    氷室錬:4点!
    鑑屋冬至:96-5d10
    DoubleCross : (96-5D10) → 96-26[8,4,2,2,10] → 70

    鑑屋冬至:完璧!5点!
    氷室錬:全員帰還で、冬至君5点、黒瀬さん錬が4点かな
    GM:ついでに経験点も。いつもの5点+シナリオの5点
    GM:Dロイス:神速の担い手で1点 Eロイスが3つで、合計14点に侵蝕分をどうぞ!
    鑑屋冬至:19!
    氷室錬:18!
    黒瀬直:18いただきます
    GM:平均してGM経験点18点いただきます! おいしい!
    黒瀬直:いただけいただけ!
    GM:それでは改めて、皆さんご帰還おめでとうございます!
    氷室錬:ありがとうございますー!おつかれさま!
    鑑屋冬至:ありがとうございます!お疲れさまでした?!
    黒瀬直:ありがとうございました!
    GM:N市高速道路 車中
    GM:──ハザードワイバーンの飛来から始まった、孵化事件とワイバーンの大量発生事件は、収束を迎えつつあるといっていい。
    GM:すでに散布されてしまった分と、それに寄生され『手遅れ』となってしまったオーヴァードは少なくないものの、新規の犠牲者は激減。
    GM:集中的な討伐によってワイバーンの出現数も例年の勢いに戻ってきている。
    どどんとふ:「鑑屋冬至」がログインしました。
    GM:ハザードワイバーンの撒いたレネゲイドは、宿主のレネゲイドを吸着して孵化する。そのため、運良く生き残ったとしても
    GM:体内のレネゲイドをほとんど喪失してしまう。
    GM:……だが、それでも。守りたかった日常は、ここに戻ってきている。
    黒瀬直:「────といった次第だ」視線は前にやったまま、助手席に座る少女へ語り掛ける。
    氷室錬:「…ありがとうございます」行儀よくシートベルトをきちんと締めて姿勢よく座る少女が応える。
    氷室錬:「原因は排除できて、沈静してきてる。…成功、っていってもいいのかな」
    黒瀬直:「君たちのおかげでな」
    氷室錬:「それ言うなら、黒瀬さんや他のUGNのひとたちだって頑張ってたじゃないですか」苦笑しながら。
    氷室錬:窓から、高速で流れていく景色を見詰めて。
    黒瀬直:「それで足りれば恰好がつくのだがね……」
    氷室錬:「足りてるとわたしはお仕事が無くなっちゃうので、何とも言えないです」くすり。
    黒瀬直:「まあ、それはそうだが……ううむ」
    黒瀬直:「氷室くん」
    氷室錬:「はい」
    黒瀬直:「君の家族をどうこう言ったりするつもりはない、ということをまず先に言って、だ」
    黒瀬直:「君は学校に行くつもりとか、ないのかね?」
    氷室錬:「………ええと」
    黒瀬直:「子ども扱いなど何様という話だが、君が幼く小さいことは確かだ」
    黒瀬直:「仕事も、君が進んでしているのだとは分かっているが」
    黒瀬直:「ワイバーン狩りに精を出すというのも、な」
    氷室錬:「…うーん。実際、わたしが知らないことが多くて、足りないものが多いこともそうなんですけど」
    氷室錬:「えっと、まずわたしなりに理由が大きく分けて二つありまして」
    黒瀬直:「うむ」
    氷室錬:「ひとつが、まあ戸籍とか経歴とか、あと」手を掲げて。
    氷室錬:「この身体なんですよね。わたし、生後10年ですけど、4年前からあまり身体年齢は変わってないですし」
    氷室錬:「えっと、体に遺産が入ってることはご存知です?」
    黒瀬直:「うむ。君はそういう型だったな」バイパスを通って高速道路を抜ける。
    氷室錬:「それの影響か、他の姉妹みたいな制限はないけど、見た目も中々変わらなくて。それで、あまり騒ぎになりたくない、という理由がひとつ」
    氷室錬:「人間は、齢を重ねるものですから」
    黒瀬直:「……ふむ」
    黒瀬直:「普通とは異なるから、余人と関わるべきではない、と」
    氷室錬:「うーん…関わったとして、余りいいことがない気がする、というので脚が引けてるのかもです」
    氷室錬:氷室錬という異分子が、悪影響となるのではないだろうか、という思いがある。
    黒瀬直:「そうか……」狭く複雑な道を、ゆっくりと進んでいく。目的地は近い。
    黒瀬直:「……だがな、氷室くん」
    氷室錬:幼さ故か、ひどく曇りのない瞳が黒瀬さんを見詰めています。
    黒瀬直:その瞳を感じているから、言葉を紡ぎだすことができない。
    黒瀬直:といっても、罪悪感だの後ろめたさなどではない。
    黒瀬直:そんな今更のことで目を逸らすなどと、愚か極まりないことだ。その程度の想いを殺せずして私に何ができる。
    黒瀬直:……車を停める。目的地に着いたからだ。
    黒瀬直:なので、ようやく正面から彼女と対することができる。
    黒瀬直:真剣な会話も運転も、よそ見してはならないからな。
    黒瀬直:「もう一つの理由は、なんだろうか」
    氷室錬:「……はい。もうひとつは、」目的地──今の自分の、帰る家になったそのアパートを見上げて。
    氷室錬:「わたしを、受け入れてくれたひとたちの」
    氷室錬:「わたしを、助けてくれたひとたちの」
    氷室錬:「──わたしに、名前をくれたひとを」
    氷室錬:「そんなひとたちの、助けになりたいんです」自然と、蕾が綻ぶように微笑む。
    黒瀬直:「……そうか」
    氷室錬:「ほんの少しでもいい。背に負うものがあるなら、わたしも背負って…やりたいことがあるなら、手伝ってあげたい」
    氷室錬:「えへへ。…そんなことしないでいい、って。言われちゃうかもですけど」
    氷室錬:「わたしが、そうしたいから」
    黒瀬直:「ふ、知ってはいたことだが」とても安心した、といった面持ちで
    黒瀬直:「ほんとうに、良い人達の元へ辿り着いたのだな。君は」
    氷室錬:「はい」
    氷室錬:「わたしの、自慢です」
    黒瀬直:「……その思いを否定するようなことは、私には言えん」
    黒瀬直:「無理するなとか、言われる側だしな。私も」
    氷室錬:本当は、わたしのやってることはよくないんだろうなあ、とその言葉選びからなんとなく思って。
    黒瀬直:「だから最後に一つだけ、だな」
    氷室錬:見上げるようにして、視線を合わせる。
    黒瀬直:「先の理由については、あまり気にしないでほしい」
    氷室錬:「…一番目の、ですか?」
    黒瀬直:「あー……君に言うのは、少しあれだが」
    黒瀬直:「本来UGNの仕事は、ワイバーンを狩ったりFHを倒すことではない」
    氷室錬:「はい」一応の説明は聞いてはいる。…理解は、ちゃんとできてるか自信が無いけれど。
    黒瀬直:「"違う人"が、社会の中で暮らせるようにする、そういった日常を守る事こそが……」
    黒瀬直:「くっ、私が言っても説得力が本当に無いな……?」
    氷室錬:「く、黒瀬さん。大丈夫ですよきっと…!」あわあわしつつ。
    黒瀬直:「まあ良い。よくはないが目を瞑る」
    黒瀬直:「……氷室くん」
    氷室錬:「は、はいっ」
    黒瀬直:「君の暮らしを守ることも、UGNの大切な仕事だ」
    氷室錬:ぽかん、と間の抜けたような表情。
    黒瀬直:「だから、頼ってほしい」
    氷室錬:「…………ふふ」
    黒瀬直:「私が信用できないなら、羽鳥くんのところでもな」
    黒瀬直:「いや、もちろん私はいつでも歓迎するが」
    氷室錬:「……黒瀬さんといると、驚くことがいっぱいです」くすくす笑いながら。
    氷室錬:「ありがとう、ございます。そう言って貰えて…嬉しいです」
    氷室錬:「羽鳥さんが、大変そうだったりしたら」
    氷室錬:そこで、見上げるようにして。
    氷室錬:「黒瀬さんに、おねがいしてもいいですか?」
    黒瀬直:「もちろん」
    氷室錬:「やったっ」
    黒瀬直:「……長々と引き留めてしまってすまないな」
    氷室錬:「いいえ。とっても、嬉しいお話でしたから」
    黒瀬直:「ならば、良かった」
    氷室錬:「此方こそ、送って頂いてありがとうございましたっ」ぺこりと一礼。
    黒瀬直:「……ああ、改めてお疲れ様」
    黒瀬直:「では、またな」
    氷室錬:「はい、また」手を振って見送って。
    黒瀬直:黒い車は去っていった。
    氷室錬:見えなくなるまで見送って、くるりと玄関口へと向き直る。
    喜多川未知留:彼女の住まうコープなみかぜの玄関口に、一人の少女が待っている。
    氷室錬:そうして、元気いっぱいな明るい声で。
    氷室錬:「未知留さん、ただいま!」
    GM:コーポなみかぜ
    喜多川未知留:「錬ちゃん、おかえりなさい!」
    氷室錬:「はい、ただいま戻りました!」
    喜多川未知留:と言って手を引いて、そのまま自分の部屋まで引っ張り込んで。
    氷室錬:ニコニコ笑顔のまま、わわわと引かれてそのままに。
    喜多川未知留:お菓子とか飲み物とかクッションとか、そういった準備が施されていた。
    喜多川未知留:部屋も、うん。だいぶ片付いている。多分。
    氷室錬:「はわわ…こんなに…」
    喜多川未知留:「ほんとはもっとさ、色々用意出来たらしたかったんだけど」
    喜多川未知留:「ぼく、ご飯とかは作れないしね」
    氷室錬:「いえいえ!すごいですよ!!嬉しい…!」ぱあっと表情がもっと明るくなっている。
    喜多川未知留:「……というわけで初のおしごと、錬ちゃんおつかれさま!」乾杯!
    氷室錬:「いえ、ありがとうございます!」こちらも乾杯!
    喜多川未知留:こちらのタンブラーにはドクペが入っている。
    氷室錬:「うにゅっ」中々独特な味がする…。
    喜多川未知留:「あー、同じの飲まなくていいのに……」
    喜多川未知留:「好み分かれるからさ、これ」
    氷室錬:「いえ!未知留さんが美味しそうにしてたので!気になったんです!」ぱちぱちする感覚を感じつつちびちび飲んでみている。
    氷室錬:「すごいぱちぱちする…」美味しいとかより炭酸の強さでちょびっとずつしか飲めない。
    喜多川未知留:「そう?ならいいけど……」心配そうな視線を送っている。
    氷室錬:「えへへ…」自分の中で大人な未知留さんと同じことをする=自分も大人になったみたい、な感覚を味わっている。
    氷室錬:「わたし、これ好きかもです」にこにこしながら。
    喜多川未知留:「……それなら良かった」何かおかしなこと考えてる気がして、くすりと笑いながら。
    喜多川未知留:「お仕事はどうだった?あの車の人、怖くなかった?」
    喜多川未知留:黒い車、真っ黒いスーツ、軍人とかがつけてそうな眼帯。見えた時にはちょっとびっくり。
    氷室錬:「お仕事は、きちんとうまくいきました。事件も収束しつつあるってことで」
    氷室錬:「黒瀬さんは…そうですね」ちょっと、最初の自分の振舞いも思い出してくすりと笑って。
    氷室錬:「昔は、凄い怖かったけど…今は、そうでもないです」
    氷室錬:それは、きっと。
    氷室錬:「厳しいひとだけど、その厳しさが自分に一番向いてる人で…優しいところだってきちんとある人だって、分かりましたから」
    氷室錬:ふわりと微笑む。
    喜多川未知留:「……そっか」
    喜多川未知留:「良い人たちとお仕事してきたんだね。良かった」暖かな笑みを返す。
    氷室錬:「はいっ。黒瀬さんも、鑑屋さんも凄かったですよ」
    氷室錬:黒瀬さんが事件調査の時にどうしてたかとか、鑑屋さんが戦闘の時隕石落としてたとか色々と話しつつ。
    喜多川未知留:「いんせき……」などと面白そうに反応しつつ。
    氷室錬:「未知留さんとか、羽鳥さんが普段してることがすごいんだなあって改めて思いました」
    氷室錬:あ。道成寺さんに雨品さんもかな…っと指折り数えつつ。
    喜多川未知留:「錬ちゃんもすごいひとの仲間入りだね」
    氷室錬:「えへへ。まだまだですよう」照れ照れ。
    氷室錬:実際まだまだだなあと思うくらい、自分に出来ないことをしていた人たちを見た。
    氷室錬:それはそれとして褒められて嬉しい。
    喜多川未知留:「錬ちゃんもすごいよ~」盛り上がるのと同時に消費された、お菓子や飲み物も片づけて。
    氷室錬:「ほめ過ぎですよう~」こっちも片付けを手伝いつつ。
    喜多川未知留:「たくさん働いてきて疲れてるでしょ」
    喜多川未知留:無機質な白の、だけど柔らかいベッドに腰掛ける。
    氷室錬:まだまだ大丈夫ですよ!と言いたいけれど。
    喜多川未知留:隣のところ、ぽんぽんと叩いて促す。
    氷室錬:「うーん、ちょっと戦闘で高ぶっちゃったかもです…」ふらふら~と促されるまま隣に。
    喜多川未知留:「それじゃあゆっくり休まないとねえ」
    氷室錬:ぽすりと柔らかいベッドの上に座って。
    喜多川未知留:ぴったり寄り添う。ううん、身体を少し寄り掛からせて。
    氷室錬:「うーん、すごい柔らかい……。ほんとは、もうちょっとお手伝いとかしなきゃな、って思うんですけど」
    氷室錬:「えへへ…」寄り掛かってきた未知留さんに腕を回して。
    氷室錬:こちらも、少し体重を寄り掛からせるようにする。
    喜多川未知留:「ふふ……」何というわけでもなしに、ぺたぺたと身体を触る。
    喜多川未知留:「おかえり~錬ちゃん」
    氷室錬:そっと目を瞑って、手を受け入れて。
    氷室錬:「はい。……ただいま、です。未知留さん」
    氷室錬:……こうして、腕の中にある暖かさと柔らかさを感じて。帰って来たねと迎え入れる声を聴いて。
    氷室錬:(…ああ。わたし)帰ってきたのだと、そう自然と思えたことが。
    氷室錬:(ほんとうに、此処が…家だって、思えるようになったんだ)
    氷室錬:嬉しいと、そう思う。「………えへへ」
    喜多川未知留:「なんだい錬ちゃん」
    喜多川未知留:「ちょっと子供っぽいとか思った?」
    氷室錬:「ううん」
    氷室錬:「未知留さんが、暖かくて柔らかいなあって。そう思ってたの」
    喜多川未知留:「なにそれ」
    氷室錬:きゅう、と。腕をよりしっかりと回して。
    氷室錬:「未知留さんが、素敵なひとだってことよ」
    氷室錬:ふにゃ、と安心したような。幼い笑顔を浮かべて笑う。
    喜多川未知留:「錬ちゃんもすべすべしてて、ひんやりしてて」
    喜多川未知留:「うん。いつも通りとっても可愛い」
    氷室錬:「照れちゃいます」頬が少し紅潮する。
    喜多川未知留:ふわりと笑みを浮かべたまま、脱力してベッドに倒れこむ。
    氷室錬:そのまま、こちらもぽふ、とベッドへ。
    喜多川未知留:「………じゃあ今回は」
    喜多川未知留:「たくさん頑張ってきたご褒美で、一緒にごろごろしよっか」
    喜多川未知留:「……いや、それじゃあいつもと変わんないか」
    喜多川未知留:天井を向いたまま、ぽつぽつとつぶやいて。
    氷室錬:「そう?わたしは、未知留さんとこうするの、好きだよ?」
    氷室錬:ふにゃりと笑いながらそう言って。
    喜多川未知留:「何か、今したいことあるか……あー」
    喜多川未知留:「暖かくて柔らかいとこ、好きなんだっけ」ことんと首を曲げる。顔と顔、すぐそばで。
    氷室錬:「うん。そうしてると、安心できるから」
    氷室錬:ふわふわの微笑みで、此方も秘密なことを言うように小声で。
    喜多川未知留:「じゃあ、こうしよう」
    喜多川未知留:「いつもぼくが誘ったり、抱き寄せたりしてるもんな」
    氷室錬:「…自分からだと、どうしても恥ずかしかったり、迷惑じゃないかなって思っちゃうから」
    喜多川未知留:「今日は、錬ちゃんがしたいように」にこりと微笑んで。
    氷室錬:「えへ…じゃあ、甘えちゃうね」
    喜多川未知留:「うん。好きなだけ、好きにして」
    氷室錬:いつもより、幼い口調。幼い表情。そのまま、きゅ、と抱き締めて。
    氷室錬:肩口に顔を埋めて、ただ隣にいる人を感じる。
    氷室錬:こうしていると、いちばん最初にこうしてもらったときを思い出す。
    氷室錬:戦うことも力を使う事も恐ろしくて。ただただ蹲っていたときのこと。
    氷室錬:ただ、抱き締めてくれたひとがいて。
    氷室錬:隣にいるよと、その証をくれたひとがいた。
    氷室錬:ーー一度、失くしてしまったもの。それは、もう戻らない。
    氷室錬:時計の針は、さかしまには巻かれない。
    氷室錬:ただ。
    氷室錬:(見て居なくても、遠く遥かで恨んでくれていても、いいです。銘ねえさま)
    氷室錬:(わたしは、錬は。雪割草の花の名を新しく貰ったわたしは)
    氷室錬:(また、助けて貰いました。だから)
    氷室錬:二度と。絶対に。喪わなくていいように??
    氷室錬:「…一緒に、いましょうね」いずれ、別れる日がくるまでは。
    喜多川未知留:手櫛で少女の髪を梳く。
    喜多川未知留:小さな女の子の、頭を抱きしめる。
    氷室錬:すうすうと、寝息に近い吐息のおと。
    喜多川未知留:「……たくさん」起こしてしまわないよう、微かな声で。
    喜多川未知留:うん。寝起きの錬ちゃんも可愛いけど。
    喜多川未知留:曖昧な声、ふにゃふにゃした表情。好きだけど、今は。
    喜多川未知留:「たくさん、おやすみ」
    喜多川未知留:変わってしまうものが、あっても。彼女がとってもすごい子でも。
    喜多川未知留:今のこの子は、気負いたがりなただの女の子だから。
    喜多川未知留:なので静かに。寝かせてあげる。今回は、起きたままで。
    喜多川未知留:この子の熱を、抱きしめて。
    GM:N市 救命施設棟 病室前
    GM:以前に来たときは焦って走っていたこの廊下を、今度は歩いて、あなたはここまできた。帰ってきた。
    鑑屋冬至:「ひぃー……」(つ、疲れた……)
    鑑屋冬至:既に眼鏡はかけ直し、いつもの厚着。そろそろ季節感が外れそうだけど。
    鑑屋冬至:背負ってきたリュックサックには詰め直したいくつかの本と。軽く包んだ拳大の石。
    鑑屋冬至:さーて。土産話の時間だ。
    鑑屋冬至:──こん。こん。こん。
    鑑屋冬至:軽く病室をノックする。
    遠川龍子:「……どうぞ」一拍置いてから、返事がかえってきた
    鑑屋冬至:「お邪魔しまーす。」緩やかに扉を開き、ベッドの前の椅子に向かう。
    遠川龍子:「よ。トージ」「……仕事、終わったみたいだな」もう訂正するのもやめてしまったのか、口調は雑なまま
    遠川龍子:ただし、その声音には以前の柔らかさが戻っている。
    鑑屋冬至:「うん。ナントカなったよ。」「正直僕が必要だったか?ってなる位に皆強くてさ…」
    遠川龍子:「ははは、またそんな事いいやがって」「なんだ嫌味か~?」ぽすん、と拳を肩にあてる。
    鑑屋冬至:「あの彗星の正体、遠川さんも聞いた?」
    遠川龍子:「ん、あぁ。聞いたよ」「ハザードワイバーン、だったっけ」
    遠川龍子:「すごいよな。トージはあんなの倒してきたんだろ?」ベッドで上体をおこしたまま、ぐぐっとのびを1つ
    鑑屋冬至:「ハハハ……まぁ僕はいいトコどりしただけだよ。」ニコリ、と微笑む。
    鑑屋冬至:「どっちかというと、気合入れ過ぎたせいで後処理の方が大変だったんだよね……」
    遠川龍子:「謙遜ばっかしやがって……まぁ、いいけどさ」つられるようにくすりと笑って
    遠川龍子:「……私そのへん詳しく聞いてないんだけど」「何したの?」
    鑑屋冬至:「あー……まずは遠川さんに渡すお土産だね。」ちょっとごまかしつつ。
    鑑屋冬至:隣に置いていたリュックを開き、簡単に梱包されたこぶし大の石を取り出す。
    鑑屋冬至:「これ、何だと思う?」
    遠川龍子:「……」「石、だよな」
    鑑屋冬至:「へへへ、珍しいのはあった場所だよ。」
    鑑屋冬至:「宇宙からの直送便さ。」
    遠川龍子:「なんだ? 腹の中からでも──」
    遠川龍子:「──は?」
    遠川龍子:「……ちょ、えぇ!? それ、『それ』か!?」
    鑑屋冬至:「いやだからまぁ……」「隕石、なんだよね……」
    鑑屋冬至:「や、やっぱりちょっとセンス無かったかな……?」
    遠川龍子:「ええ……いいのかよ持ってきて……」ごそりとベッドの上を這って隕石をのぞきこむ
    鑑屋冬至:「うん。まあ自分で呼んだ奴だし……」
    鑑屋冬至:「──ちょっとくらいはね?」
    GM:ゆったりとして、背中の傷を特に刺激しないよう素材にこだわった柔らかな入院着。前の合わせも比較的ゆるいもので。
    GM:それはそれとして体型の出る服装ではあるのだ。入院着というものは。特に、彼女のような場合は。
    鑑屋冬至:「………」(──ワオ。)
    鑑屋冬至:自然な流れで眼鏡を外して紳士的に視力を下げるぞ。
    遠川龍子:「……いや、ほんとに隕石なのかこれ」「いや私モルフェウスでもないから、真贋とかわかんないけど」
    遠川龍子:「……?」「おいトージ。どうした急に、メガネ外して」
    遠川龍子:「汚れでもついてたか?」
    鑑屋冬至:「う、うん。そんなとこ……」眼鏡拭きでくいくいレンズを綺麗にする。ふり。
    鑑屋冬至:「ハザードワイバーンを倒した後に支部に戻ったらいきなり連行されてさ。」
    遠川龍子:「ふぅん……んしょっと」ベッドに座り直してから「タイミング悪ぃなぁ、ったく」
    遠川龍子:入院着のあわせをしっかり閉じて
    鑑屋冬至:「なんか、大気圏の隕石通過率が瞬間的にエライことになってたーって……」
    遠川龍子:「まぁ、隕石だしな……」
    鑑屋冬至:「こってり絞られてたよ。UGNって宇宙にも支部があるんだね……」思い出した分、少しげんなり度が上がる。
    遠川龍子:「いや、こう、なんというか」「お疲れ様」苦笑して
    鑑屋冬至:「うん。……ありがとう、遠川さん」ぼちぼち眼鏡を付け直すとしよう。
    遠川龍子:「……ん」
    遠川龍子:「あー、その」
    遠川龍子:「……私の方こそ、ありがとう」「この間、言い忘れてた」
    鑑屋冬至:「……へへ。僕も言いたかったからね。」
    遠川龍子:「変なの」
    遠川龍子:「なんでトージが私に」「私のコレは自業自得みたいなもんだし」
    鑑屋冬至:「それでも」「遠川さんに……護り方の指標を教えてもらったからさ。」
    鑑屋冬至:「こういう言葉は、気が向かないと言う機会もないしね」
    遠川龍子:「護り方の、指標?」
    鑑屋冬至:「『誰でもない誰か』を護れる心の在り方。」
    鑑屋冬至:「俺の満喫したい『冬休み』を考えてる時に。」「最初に浮かんだのが遠川さんが頑張ってる姿だったんでね」
    遠川龍子:「……ほんっっっとに……」
    遠川龍子:「……んまぁ、いいよ」「私は私で役に立ったみたいだし」顔を赤くして、シーツを口元までもってくる
    遠川龍子:(いや今のアレじゃない? でもトージのことだし別のこと考えてそうだし……いやでもそこまで馬鹿でもねえだろ)もんもん
    遠川龍子:(『月が綺麗ですね』っつったら望遠鏡差し出すタイプだぞコイツは……! 落ち着け龍子。今のは別にそういうのじゃないはず、いやでも」
    鑑屋冬至:「アレ、顔真っ赤だけどもしかして熱とかぶり返してたり……?」
    鑑屋冬至:(ま、マインドセットの話で変なこと思い出させちゃったか……?)
    遠川龍子:「うおぁっ!?」
    遠川龍子:「い、いや、なんでも、なんでもねぇ……」
    鑑屋冬至:「そ、そう?」「ヤバそうだな~の『ヤ』位で遠慮なくナースコールしちゃって大丈夫だからね?」
    遠川龍子:「わ、わかってるっての……」
    遠川龍子:「……ふぅ」ひといき。どうにか気持ちを切り替える
    遠川龍子:「……まぁ、なんだ」「でも、私はこうなっちゃったわけだし」
    遠川龍子:「訓練ももうできねえから、トージと一緒に戦う目標は、もう無理そうだな」たはは、とわざとらしく笑ってみたり
    鑑屋冬至:「…………」
    鑑屋冬至:「これは、大学でお世話になってる教授の受け売りなんだけどね。」
    遠川龍子:「顔合わせる機会も、そうはなさそうだしな」「私の代わりにがんばって……?」
    鑑屋冬至:「人間として生きていればできないことが増えるのは当たり前の事で。」
    鑑屋冬至:「そうなった時、自分が楽しいと思う事から、また出来ることを編み出すのがいいんだってさ。」
    鑑屋冬至:「遠川さんが良かったらだけど……ちょっと手伝ってほしいことがあってさ。」
    遠川龍子:「えっ」「わ、私にか?」
    鑑屋冬至:わざわざ寄り道してリュックに詰め直してきた本を取り出す。
    鑑屋冬至:タイトルは──『漫画で分かる鉱物』と、鉱物図鑑が数点。
    遠川龍子:「………………」
    遠川龍子:「なにこれ?
    鑑屋冬至:「あー……今度、教授先生が地層についての発表会があるらしくてさ。」
    遠川龍子:「うん
    鑑屋冬至:「次のゼミの話題になるかと思ってもらった隕石の話をちょっとしたら……」
    F教授:「どんな鉱物かだけでもいいから教えて頂戴!私専門外なのよ~!」
    鑑屋冬至:「──って言われて。それっぽい本を見つけたはいいけど……僕専門外だからさ。」
    遠川龍子:「……で」
    遠川龍子:「私に、それで、何の用なんだよ」
    鑑屋冬至:「そのう……えーと。」
    鑑屋冬至:「俺、正直面白そうだから。」「遠川さんももしかしたら何か気に入るところないかなーって思って……」
    鑑屋冬至:「一緒に調べてみない?って言おうと思った……んだけど…………」
    遠川龍子:「……はぁ」
    遠川龍子:「まぁ、トージだしなぁ」
    遠川龍子:「ほら、見せな」「……やるよ、私も」
    鑑屋冬至:「なんか……ごめん……」「言い終わると大分あほなこと言ってるな俺……」
    遠川龍子:「今更かよ」
    遠川龍子:「トージがアホなこと言うのは、別に今に始まったことじゃねえし?」
    鑑屋冬至:「ハハハ……否定できないのが悲しい……」
    遠川龍子:「さっきのとか、トージの性格知らなきゃ告白にしか聞こえねーっつーの……」ボソボソと、また顔を赤くしながら
    遠川龍子:「あーもう、ほら貸せ。どうせ入院中暇だし、調べておいてやるよ!」
    鑑屋冬至:「ありがとう遠川さん~!」「とりあえず何色の奴があったーとかでナントカ出来るはずだからさー!」
    遠川龍子:「はいはい……」
    遠川龍子:「……ったく、こういうとこ素直なのがズルいっつーか、なんつーか」
    鑑屋冬至:──道がふさがれて迷ったときは。考え込む時間ではなく、落ち着ける時間が必要だと思う。
    鑑屋冬至:遠川さんに『押し付けた』ものは。自分で集めた隕石と、それに没頭して目を逸らせる『時間』。
    鑑屋冬至:なんせ俺がそうしてるからね。
    鑑屋冬至:できれば。俺がそうして思い出を──『未練』を、増やせたように。
    鑑屋冬至:燃え尽きるはずだった小さな石ころが。生き延びてくれた龍子さんの新しい思い出を拓く『波紋』を呼んでくれるといいなぁ、と思う。
    鑑屋冬至:つまらぬ願いを象ろう。『ピント』を合わせるには、少し気の長い願いを。
    鑑屋冬至:(どうか。どうか。)
    鑑屋冬至:(──少しでも健やかに。、楽しき日々を過ごせますように。)
    鑑屋冬至:叶えてもらう流星が居なければ、また呼びつけるだけだがね。
    GM:ページをめくる音と、他愛のない会話が続く。この穏やかな時間が、楽しき日々が、続きますように。
    GM:────

    GM:ダブルクロス3rd『竜星一条』
    GM:全行程終了です! おつかれさまでした!
    鑑屋冬至:お疲れさまでしたァ!!
    氷室錬:おつかれさまでしたー!楽しかった!!
    黒瀬直:楽しかったですね~
    鑑屋冬至:楽しい卓の一助となれていれば何よりですぜ……
    鑑屋冬至:当然自分も楽しかったので無敵だ